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放射線防護施設、牧之原市が新設検討 浜岡原発5キロ圏

5/17(木) 8:25配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 牧之原市の杉本基久雄市長は16日の市議会全員協議会で、中部電力浜岡原発の原子力災害発生時に、同原発から半径5キロ圏の予防防護措置区域(PAZ)の要配慮者らが一時的に屋内退避する際に使う放射線防護対策施設を、地頭方と相良の両地区に新設することを検討していると明らかにした。市によると、県内のPAZに改良工事で放射線防護対策を講じた施設はあるが、新設は初。現在、国と協議を進めている。

 市内では2018年度、両地区の要配慮者らが屋内退避できるよう、国の補助金で御前崎中と菅山小の体育館に放射線防護対策が施される。一方、対策後も地頭方では要配慮者や支援者ら避難対象者441人に対して261人分、相良では815人に対して685人分の収容能力不足が続く。津波浸水域にあるなど改良工事が可能な施設が他になく、新設を国に要望している。

 市は、消防団の詰め所再編計画がある地頭方地区から整備する意向。高台にある地頭方公民館近くの農地約4千平方メートルを取得し、敷地内に詰め所と防護施設の建設を目指す。

 杉本市長は全協で、用地の取得費や造成費を盛り込んだ18年度一般会計補正予算案を、市議会6月定例会に提出する方針を示した。

静岡新聞社