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ボルトン氏「過去の失敗繰り返さず」 北に非核化意思なければ米朝会談打ち切り 

5/17(木) 9:50配信

産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は16日、北朝鮮が米朝首脳会談の中止を示唆した問題に関し、「根本的な問題は、北朝鮮が大量破壊兵器を放棄するという戦略的決断を下したかどうかだ」と指摘し、北朝鮮の真意を確かめる意向を表明した。

 ボルトン氏はFOXニュースのラジオ番組で、米朝首脳会談について「成功に全力を尽くす」と述べつつ、北朝鮮に非核化の意思がないと判断した場合は、「見返りを期待する北朝鮮との際限ない協議に引きずり込まれるという過去の失敗は繰り返さない」と語り、いつでも交渉を打ち切る用意があると強調した。

 北朝鮮が金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官の談話という形でボルトン氏を名指しで非難したことについては「北朝鮮の手口だ」とし、「私は連中に人間のくず、吸血動物、醜い男と呼ばれてきた。慣れている」と一蹴した。

 金次官については「6カ国協議に出席していた古株で、問題の多い人物だ」と批判した上で、金氏が談話を発表したのは「北朝鮮が(非核化に関する)考えを変えた兆候である可能性もある」と指摘した。

 一方、ボルトン氏が北朝鮮にまずは核放棄させ、後で制裁を緩和する「リビア方式」を唱えたことに北朝鮮が反発したことに関し、サンダース大統領報道官は記者団に、政権がリビア方式を採用するかは「承知していない」と述べた。

 サンダース氏はその上で、「非核化に向けた定型の方式があるわけではない。これはトランプ大統領方式だ」と強調した。

 トランプ氏は16日、米朝首脳会談の見通しについて記者団に「様子を見る。時間がたてば分かる」と述べるにとどめた。北朝鮮から今回の件に関し「連絡はない」とも明かした。

最終更新:5/17(木) 9:50
産経新聞