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実録!ベトナムで家賃1万円、一食15円のインスタントラーメンと1キロ100円の米で暮らした20代の若者の経験

5/17(木) 8:10配信

ファイナンシャルフィールド

経済成長が著しいベトナム。物価の安さや食べ物のおいしさで、観光地としても人気の国です。

今回は、そんなベトナムに20代のころ単身で訪れ、現地で仕事をしながら生活を送ったTさんにお話をお伺いしました。

現在、Tさんは30代前半。当時のTさんのベトナムでの生活は、決して楽な暮らしではありませんでした。

しかし、生き方のモデルがない中、四苦八苦して道を切り開いたことでしか得られない貴重な経験と、多くの出会いは何物にも代え難い財産のように感じられたと言います。

大学院卒業前にベトナムホーチミンへ。月収4、5万円、家賃1万円の生活

Tさんは日本の教育系の大学院生時代に休学して、約1年間ベトナムのホーチミンを訪れました。

留学する蓄えもなかったため、ホーチミンの郊外にある私立大学で日本語の講師をして収入を得たそうです。

時給は約500円(それでも当時、現地の日本語講師の時給としては破格)、コマ数も少なく、月給は3万円程度でした。

足りない分を補てんするために民間の日本語学校での夜間アルバイトを掛け持ちしていましたが、その分の収入を合わせてもひと月の稼ぎは4~5万円ほどだったと言います。

Tさんは、大学教員の紹介で、大学近くにある(ホーチミン市中心から車で約20分の郊外)家賃1万円ほどの部屋を間借りしました。広さの12畳くらいのワンルーム。

クーラーはなく、ファンと年代物のテレビや冷蔵庫、室内設備にはトイレとシャワーがあったそうです。

ベトナムでの食生活。お米1キロ100円、インスタントラーメン10~15円

当時の支出のほとんどは家賃と食費。これをどう切り詰められるか。当時のベトナムではお米1キロが数十円~100円ほどで買えました。

袋のインスタントラーメンも1個10~15円ほどで売られていたので、ガスコンロを購入して、インスタントラーメンを食べた後のおつゆでおかゆを作りよく食べていたそうです。

外食は外国人向けの飲食店ではなく、ローカルの食堂を利用しました。

ベトナムの麺料理フォーは100円ほど、フランスパンを使ったベトナム風サンドイッチ(バインミー)は40~60円ほど、移動式屋台での簡単な食事(チャーハン、揚げ物、パンなど)は20~30円ほどで食べることができたそうです。

ローカル生活に慣れてしまえば、ベトナムでは外食をしても、安くすむところが大きな魅力です。

遊ぶお金がなかったTさんは、時間だけはあったので、暇なときは片道1時間ほどかけて市内の中心まで往復したり、自力でベトナム語を学んだりしました。

間借りしていた家の一階が洋服の仕立て販売をしていたため、そこの従業員としどろもどろになりながら筆談をしたり、発音を教えてもらったりしながら、少しずつ話せるようになりました。

また辞書を購入し(英越・越英・日越・越日が各数百円)、新聞や書籍を訳して読み込むなどしました。結果的にこのとき学んだベトナム語がその後のベトナム生活を大きく左右しました。

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