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金正恩委員長:最新のF-22Aステルス戦闘機よりも、1954年初飛行のB-52爆撃機が目障りな理由

5/17(木) 6:00配信

FNN PRIME

南北会談提案から15時間で「中止」を通知した北朝鮮

5月16日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、当日実施する予定だった、いわゆる「南北高位級会談を中止する措置を講じざるを得なくなった」と報じた。南北首脳会談に続き、米朝首脳会談への地ならしとなるとみられていた重要な会合の「中止」発表である。

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韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮は15日午前9時ごろ、閣僚級会談の16日開催を韓国に提案していたが、それから15時間足らずとなる16日未明、会談の無期限延期を韓国側に通知。16日午前3時頃、朝鮮中央通信を通じて、閣僚級(高位級)会談の「無期限延期」を発表したということだ。

米朝首脳会談の翌日、韓国で統一地方選挙

理由として朝鮮中央通信は、11日から行われている米韓の航空戦力の合同演習「マックスサンダー」をあげているが、金正恩政権は、なぜ「15時間足らず」の心変わりをして見せたのか。この心変わりは、予定されたものではなかったのか。

韓国当局も分析を急いでいて、16日15時現在、断定はできないが、今回の会談は韓国世論が注目する南北間の協議であっても、米朝協議を前にした諸外国が注目する協議の場であったということは視野に入れておくべきだろう。

事前には、南北閣僚級会談で、南北首脳会談で合意した将官級軍事会談の日程や、南北共同連絡事務所の設置などを協議することになっていたという。
これらの事前合意事項を対象に再び、議題にしようとするだけでも、韓国側には相当な労力を強いることになるかもしれない。

韓国・文在寅政権にとっては、米朝協議が行われる6月12日の翌日、13日が統一地方選の投開票日であり、6月15日は、2000年の南北共同宣言から18年目にあたる。
文在寅政権にとっては、時間的制約が厳しくなる中、何らかの成果をあげたいだろうし、その為に、様々な制裁対象となっている北朝鮮の金正恩政権に何らかの見返りを求められるなら、どう対応するのだろうか。

また、聯合ニュースは15日、北朝鮮が23日から25日に掛けて行う、豊渓里の核実験場廃棄の行事と関連し、韓国の通信社と放送局の記者を招待すると通知してきたという。

この「行事」は、韓国メディアにとって、とても取材招待を拒否できるものではないだろう。「招待」である以上、少なくとも現場での主導権は北朝鮮側が握り、見せたいものを見せるということになりかねない。その結果、北朝鮮が非核化に前向きであるという姿勢を世界に「印象付ける」ことになるかもしれない。

金正恩政権は、米朝交渉にかかわる北朝鮮の行為・主張の正当性を世界に印象付けたい。そして、協議の主導権を握っておきたい、ということだろうか。

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最終更新:5/17(木) 19:00
FNN PRIME