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速攻レビュー付:ヤマハ、音質UPを図ったAVアンプ2モデル発表

5/17(木) 17:02配信

Stereo Sound ONLINE

メニュー画面、リモコンデザインを一新し、使いやすくした

 ヤマハからAVアンプの新製品「RX-A780」、「RX-A880」が5月下旬に発売される。価格は、RX-A780が8万8000円(税別)、RX-A880は11万円(税別)となる。

【画像】RX-A780もチェック

 RX-A780、RX-A880(トップ画像)ともに、同社AVアンプ・アベンタージュシリーズにラインナップされるミドルクラスの製品。RX-A770、RX-A870の後継モデルで、価格は据え置きとなる。

 共通の新ポイントとしては、先に発表されたRXシリーズの「RX-V485」、「RX-V585」と同様に、オリジナルのネットワークモジュール(第2世代目)を搭載することで、ノイズの抑制とS/Nの向上を図っている点にある。また、無線LANは従来の2.4GHzに加え5GHzにも対応するデュアルバンド化を果たしている。音楽ストリーミングサービスも楽しめる(Spotify、Deezer、radiko.jp)。

 なお、ハイレゾ音源のサンプリング周波数は、DSD11.2MHz、およびPCM192kHz/32bit(32bitはinteger/整数音源のみ)への対応も実現した。

 搭載するパワーアンプはともに7chで、実用最大出力は2モデルとも160W(6Ω、10%THD)となる。サラウンドフォーマットはドルビーアトモス、DTS:Xに対応し、単体で5.1.2の再生が可能だ。

 プリアウト(出力)はA780が2.1ch、A880は7.1chで、サブウーファーについては両機種ともMONO×2を搭載する。

 HDMI入力はA780が5系統、A880は7系統。HDMI出力は、ともに2系統となった。いずれもHDP2.2に準拠しており、4Kソフトや4K放送のパススルーも行なえる仕様だ。

 なお、本モデルからメニュー画面(GUI)が刷新されており、見やすさと設定のしやすさを両立させたデザインとなった。加えてリモコンも新型となり、ボタン配置が一新されているのも注目だろう。

 寸法は共通で、W435×H171×D380mm/11.0kg。


【速攻レビュー 木村雅人】

 ヤマハの新型AVアンプが発表された。同社のラインナップの中ではミドルクラスとなる「RX-A780」と「RX-A880」だ。今回、その2モデルのサウンドを、ヤマハの泉岳寺試聴室で聴くことができた。速攻インプレッションをお伝えしたい。

 ヤマハは先月、エントリークラスの3機種を発表したばかりだが、早くもアベンタージュシリーズの3ケタモデルの新製品を投入してきた。ファンとしては、そのリプレイスがどんな実力を持っているのか気になるところだろう。特に今回のRX-A780とRX-A880は、販売戦略上重要なミドルクラスの製品であり、充分にC/Pを高めたモデルと考えられる。昨今AVアンプをここまで幅広くラインナップしているメーカーは少ないので、オーディオビジュアルを楽しむ者としては、頼もしい存在に見える。

 最初に聴かせてもらったRX-A780は、なかなかの鳴りっぷりの良さが魅力。ステレオだけでなく、マルチチャンネルであってもソツなくドライブするアンプの能力には、好感が持てた。一般的なリビングシアターであれば、充分に実力を発揮してくれるだろう。

 では、その上位モデルとなるRX-A880はどうだったかと言うと、やはりというか違いを見せつける仕上がりであった。音にリッチさが加わった余裕のあるサウンドで、スピーカーの能力をさらに引き出す、懐の深さが感じられたのだ。ありきたりのコメントではあるが、もし予算に余裕があるのであれば、ぜひRX-A880をオススメしたい。

 また、今年からユーザーインターフェイス(GUI)が新しくなり、その中でも注目なのは、イコライザー画面が見やすくなっている点だ。どのような補正が掛かっているのか直感的に分かりやすく、筆者の様な測定マニアにはうれしい機能と言える。これからもAVアンプを幅広く展開して行くことをヤマハに期待したい。

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最終更新:5/17(木) 17:02
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