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マツダが新型「CX-5」に激渋技術「気筒休止」をなぜ今さら? エンジンの古典的アイデア再び

5/17(木) 10:00配信

くるまのニュース

マツダはまだまだエンジンをあきらめてない

 こんにちは。愛のおクルマ伝道師、小沢コージです。今回はマツダが突如人気SUV、2代目「CX-5」に初搭載してきた新作2.5リッターガソリンンエンジンの「気筒休止システム」についてお話したいと思います。

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 これはある意味、テクノロジーのルネッサンス(復興)とも言うべき激シブ技術です。大抵は4気筒以上あるレシプロエンジンを、文字通り状況に応じて半分を休止させることで、低燃費を獲得しようという狙い。言わば両足で漕いでいた自転車のペダルを、パワーが必要ない時に限って片足で漕ぎ、ラクに高効率に走りましょうというアイデアです。

 擬似的には排気量可変システムのようなもので、4リッターV8エンジンを一時的に2リッター直4エンジンに、3リッターV6エンジンを一時的に1.5リッター直3エンジンに変えるが如き効果があります。

 ただしよく考えてみればわかりますが、発想自体は決して複雑なものではありません。ハイパワーのための大排気量多気筒エンジンを、フルに使わない時には半分休ませようというもの。80年代に発案され、1981年のキャデラック・フリートウッド用6.0リッターV8エンジン(L62 V8-6-4 エンジン)で初めて実用化され、日本のホンダV6エンジンなどにも使われてきました。そんな定番技術をなぜ今さらマツダが採用してきたのか。

 しかもかつては大抵3~4気筒休止できてロス軽減効果の高いV型エンジンに使われていたのに、今回マツダは直列4気筒エンジンに採用。2気筒分の削減効果しか得られず、これは2012年にVW(フォルクスワーゲン)が1.4リッター直4TSIターボに使って以来のことです。このあとメルセデス・ベンツも使うのですが。

 さらに言うとVWが4気筒あるうちの両端1&4気筒を休止させるのに対し、マツダがセンター側の2&3気筒を休止させる方式であること。この微妙なアマノジャクさがマツダらしくてたまりません。

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