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BULL ZEICHEN 88「ハテナマークだらけに」技術に裏打ちされた悪ふざけ:インタビュー

5/17(木) 11:21配信

MusicVoice

 ハッピーラウドロックを掲げ活動する4人組ロックバンドのBULL ZEICHEN 88(ブルゼッケンハチハチ 通称=ブルハチ)。約10年というインディーズ活動を経て、3月28日リリースのフルアルバム『アルバム2』でメジャーデビューした。Acid Black CherryやSound Horizonのサポートを務めるドラムの淳士(ex:SIAM SHADE)と、T.M.RevolutionやTETSUYAなどのサポートを務め、ロックバンド・RayflowerのメンバーでもあるベースのIKUO(ex:Lapis Lazuli)が中心となり、ヴォーカルの栄二郎(ex:Dread Nought Fuse)とギターのsebastian(ex:BOOZE)を加え2006年に結成した。EDMなどその時の旬のものを取り入れるとともに、他の追従を許さないテクニカルかつ、ラウドでポップという相反するサウンドを絶妙なバランスで成り立たせている。今回のインタビューでは、結成以降を振り返ってもらうとともに、メジャーデビューした背景や制作の裏側などを語ってもらった。話題は、作品に留まらずメンバーの人間性にも渡り、ファンのみならず、若きアーティストの指針をもうかがえる内容となった。(取材=村上順一)

僕とバンドをやった方が20倍幸せになる

――10年間インディーズで活動してきて、ここでメジャーデビューというのはどういう心境でしょうか?

淳士 最初の10年はメジャーデビューを避けて、僕らはインディーズにこだわって誰にも媚びないでやっていこうと。でも、次の10年は媚びまくっていこうという。

――極端ですね。

淳士 時代ですね。僕らが始めたときってメジャーデビューを目標とする時代ではなかった気がします。メンバーが色々忙しくしている中で、ホームと呼べるバンドをひとつ作って、そこは誰にも文句を言われることなく、自分達の好きな音楽を好きなタイミングでやれる、僕はとにかく長く続くバンドを作りたかったので。周りと勝負ばかりしてすぐ解散せざるをえなくなるようなオチにはしたくなくて。10年続くバンドをというコンセプトでやってきたので、特にメジャーという話は出なかったんです。

――バンドとしての設計図はなかったのでしょうか。

淳士 あまりに設計図がなかったので(笑)。バンドの始まりは、僕がT.M.Revolutionのツアー中の新幹線の車内でIKUO君を口説きました。IKUO君はすでにバンドをやっていたので、いつ口説こうかとずっと狙っていまして。何て言って誘おうかなと思って。僕の一番のセールスポイントは、「今やっているバンドよりも、僕とやった方が20倍幸せになる」という…。そうしたら「僕も淳士君とやりたかったんですよ!」って。

――相思相愛だったのですね。

IKUO そうです。僕もいつ声をかけようか狙っていまして。インディーズということに関してはサポート業が僕も淳士君もメインの仕事としてあって、そこに対してバンドのスケジュールを先まで押さえてという感じではできなかったというのもあるので。ただやれることはしっかりやろうと。

――音楽性はお2人で話し合って?

淳士 IKUO君は最初に音楽性を決めたかったみたいです。僕は逆に何もなくて、みんなで曲を出し合ってアレンジして出来ていくのが僕達の音楽になっていくだろうから、そこは別に何でもいいよというノリで(笑)。最初はみんなでアレンジしようと言ってスタジオに入ったりしたんですけど、一小節も進まなくて(笑)。6時間くらいスタジオをとって、最初の1時間くらいで「ダメだなこれ」って。

sebastian そうそう。それで諦めて焼き肉に行きましたから(笑)。

――そこの決断は早いですね(笑)。BULL ZEICHEN 88というバンド名はどのような意味が込められているのでしょうか。

淳士 僕とIKUO君しか意味を知らないんですよ。

IKUO 教えてあげないというパターンです。

栄二郎 そこから10年です(笑)。

淳士 意味を知るのは「10年早い」と言って。それで10年経って、この前本当に聞いてきて(笑)。

栄二郎 「まだ今のお前には…」と、結局教えてもらっていない。

――まさかもう覚えてないとか?

淳士 いやいや、これがけっこう深いんですよ。

sebastian 僕らはもはや深いとは思ってないですよ(笑)。

淳士 これはけっこうガチなんです。教えないのは徳川家の埋蔵金とか、出てこないからワクワクするじゃないですか?

栄二郎 掘り続ける(笑)。

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最終更新:5/17(木) 11:21
MusicVoice

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