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広報6万1600部を廃棄、久喜市が刷り直し 新市長が「再検討」表明、前市長の政策を特集で掲載

5/17(木) 10:32配信

埼玉新聞

 埼玉県の久喜市が広報「くき」5月号を廃棄し刷り直していたことが16日、市への取材で分かった。廃棄した広報には、4月の市長選で初当選した梅田修一新市長(44)が「再検討」を表明した政策が特集で掲載されていた。

 特集の内容は、東京理科大学跡地に建設を計画していた学校給食センターについて。広報を担当する市シティプロモーション課によると、特集は今年度予算を紹介するため、3月から編集を進め、4月17日に印刷したという。

 同センターの建設計画は、田中暄二前久喜市長(72)が進めていた。4月22日に市長選の投開票が行われ、初当選した梅田市長は、同センター建設について「再検討する」と表明した。

 市は変更の可能性がある政策を周知するわけにはいかないと、特集が掲載された広報の廃棄を決定した。廃棄した広報は6万1600部。印刷代など費用は約144万円だった。市は急きょイベントなどをまとめた4ページの広報を刷り直し、5月1日号として配布した。同課は「予算の内容を説明する特集のつもりだった。考えが至らなかった」と話している。

最終更新:5/17(木) 10:32
埼玉新聞