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<サタデープラス>絶滅から復活へ 「日本最後のトキ」と獣医の絆

5/18(金) 12:00配信

毎日新聞

 関ジャニ∞丸山隆平がメインMCを務める土曜朝の情報番組「サタデープラス」(MBS/TBS系全国ネット、午前8時~9時25分 MC:丸山隆平・小堺一機・小島瑠璃子)では、昔の新聞から今につながるニュースの“秘話”をプラスする「マル分かり!プレイバック」を放送中。19日の放送では1999年、国内初の人工繁殖に成功した「トキ」を絶滅から救った一人の獣医の秘話に迫る。

 その美しさが故に乱獲の対象となり、日本での絶滅が危ぶまれていたトキ。1981年、国は野生に残された最後の5羽を保護。人間の力で繁殖させる道を選んだ。しかし、警戒心が強く臆病なトキは人間が作った環境には順応できず、90年代にはオスとメスの2羽を残すのみに。国産のトキは“絶滅”寸前になっていた……。

 そんな中、繁殖を行っていた新潟・佐渡島の「トキ保護センター」に一人の獣医が派遣された。金子良則さん-後に日本のトキの救世主となる男である。牧場で家畜の繁殖経験こそあったものの、トキの知識は皆無だった金子さん。繁殖という使命を受け、まず最初に行ったのは警戒心の強い彼らを手なづけることだった。くる日もくる日も声をかけ、時には木を体に巻き付けて巣作りまで手伝ううちに、トキは金子さんに心を許すようになる。中でもよく懐いたのが残った2羽のうちの1羽、メスのキンだった。

 しかし、繁殖はうまくいかないまま4年が過ぎたある日、オスのトキが死んでしまう。キン1羽を残し国産のトキは事実上の“絶滅”と報じられた。繁殖を任されていた金子さんのもとには連日メディアが殺到、心無い電話に対応する日々が続いたという。

 罪悪感で目標も見失いかけた金子さん。そんな彼を再び立ち上がらせてくれたのは、最愛のキンが見せてくれた“ある行動”だった。

 番組では、金子さんたちが残した貴重な記録映像とともに、国産トキの絶滅…そして中国から譲り受けた2羽から再び日本でトキが誕生・繁殖するまでの舞台裏を紹介。その全てを見届けてきた男が今、語る“決意”とは。

最終更新:5/18(金) 12:00
毎日新聞