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西野ジャパンW杯1次リーグ突破へ進むべき道 本紙評論家・柱谷哲二氏と武田修宏氏が激論

5/18(金) 11:04配信

東スポWeb

 サッカーのロシアW杯開幕(6月14日=日本時間15日)まで、残り1か月を切った。6大会連続出場となる日本代表は西野朗新監督(63)の下で再始動するが、本紙評論家で元日本代表主将のDF柱谷哲二氏(53)と同代表FW武田修宏氏(51)はどう見ているのか。電撃解任された前監督バヒド・ハリルホジッチ氏(66)の影響から、W杯の戦い方、メンバー選考など、西野ジャパンの進むべき道について激論を展開した。

 柱谷氏:西野さんはどんな戦い方をするのかな。理想のスタイルと勝つためのサッカーがあるけど、1996年アトランタ五輪のように現実的な路線になると思うよ。準備期間は限られているし、ハリルさんが解任されたとき(田嶋幸三会長は)「W杯で勝つ可能性を追い求めていきたい」と言っていたからね。

 武田氏:J1G大阪の監督時代は攻撃的でしたが、勝ちにこだわったアトランタは守備的でしたからね。今回も勝利を求めるスタイルでしょう。しかも対戦国には強力なストライカーがいますからね。そこはシンプル。2010年南アフリカW杯を指揮した岡田武史さん(61)がやった守備的な戦いに近いかもしれません。

 柱谷:日本選手の1対1のレベルを考えると世界の真ん中くらい。だから個ではなく組織が優先になるけど、チーム内に信頼関係がないとうまくいかない。となれば、チームに影響力を持つ選手がベースになる。しかもハリルさんの解任理由が「選手との信頼関係」だから西野さんも、そこは意識するはずだよ。

 武田:FW本田圭佑(31=パチューカ)や主将のMF長谷部誠(34=Eフランクフルト)が中心ってことですね。それと堅守には相手の長所を消す戦い方も必要になるので、選考はボランチ(守備的MF)がポイント。長谷部と山口蛍(27=C大阪)、井手口陽介(21=クルトゥラル・レオネサ)に今野泰幸(35=G大阪)もいいですね。

 柱谷:ボランチが重要なのは間違いない。そこに背の高い選手がいればいいんだけど…。空中戦に強くて意外に足元の技術力も高いDF森重真人(30=FC東京)をボランチで使うのも面白いんじゃないかな。センターバックがサイドに引きずり出されたときに最終ラインに入れる。長谷部はもちろん、森重も合うと思うね。

 武田:西野さんが欧州で面談したDF吉田麻也(29=サウサンプトン)とか長谷部、FW岡崎慎司(32=レスター)ら主力勢は堅いですよ。それと以前から言っているけど、MF中村憲剛(37=川崎)はプレーはもちろん、ピッチ外でも主力選手たちをサポートできる存在ですから。代表に薦めたい存在です。

 柱谷:確かに憲剛はいい。少し似たようなタイプならMF柴崎岳(25=ヘタフェ)もね。それに左サイドバックの太田宏介(30=FC東京)、山中亮輔(25=横浜M)は興味深い。2人とも質の良いクロスを上げられるし、長友佑都(31=ガラタサライ)の代役になれる。しかも左利きはメリットじゃないかな。

 武田:西野ジャパンが守備をベースにするとなれば、組み立てて相手を崩すという攻撃はできないので、得点を取るにはセットプレーしかないです。あとは相手が疲労する残り20分くらいから高速ドリブラーのMF乾貴士(29=エイバル)、FW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)で仕掛けるってところでしょう。

 柱谷:西野さんはハリルジャパンの縦攻撃を知っている。それを生かすために攻撃の緩急、リズムを変えながらカウンターも狙うはず。切り札は考え方次第だけど、終盤にパワープレーを仕掛けるなら吉田を前線に上げるか、今季Jリーグで好調の187センチの長身FW都倉賢(31=札幌)、184センチの川又堅碁(28=磐田)を呼ぶのも面白い。ハードワークもできるしね。

 武田:W杯に向けては、初陣となる国際親善試合ガーナ戦(30日、日産)の戦い方などを見ないと詳細がわかりませんし、そのときにまた分析しましょう。

【危険な4人】1次リーグH組で対戦するコロンビアはFWラダメル・ファルカオ(32=モナコ)、前回ブラジルW杯得点王のMFハメス・ロドリゲス(26=バイエルン・ミュンヘン)がエース格。セネガルは高速ストライカーのFWサディオ・マネ(26=リバプール)がチームをけん引し、ポーランドにはW杯後にもスペイン1部レアル・マドリード移籍がささやかれている世界屈指のゴールゲッター、FWロベルト・レバンドフスキ(29=Bミュンヘン)がいる。

最終更新:5/18(金) 13:02
東スポWeb