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フグの漁獲量増やせ! =稚魚育成費を公平負担へ―水産庁

5/18(金) 7:10配信

時事通信

 水産庁は、トラフグ漁を振興して漁獲量を増やそうと、稚魚の育成費を関連する地域で公平に負担してもらう仕組みを検討している。

 フグは稚魚を放流する地域と成魚が取れる地域が異なり、育成費は放流地域が負担していることから、取った地域にも費用の一部負担を求め、稚魚の数を増やしたい考え。放流されたものかどうかを見分けるため、DNAの解析調査を2019年度にも始める。

 稚魚を育てて海や川に放流し、成魚を取る「栽培漁業」の中でも、放した川に戻るサケや海底で育つ貝類は放流地域と漁獲地域が一致する。一方で、トラフグ、ヒラメ、マダイなどは遠くまで泳ぎ、放流地域から離れた海で取られる。

 トラフグの稚魚は主に瀬戸内海や有明海で放流されるが、成魚の漁場は日本海や東シナ海が中心。放流地域は「育て損」、漁獲地域は「取り得」になっている。

 稚魚を育成・放流する地域では都道府県が助成しているが、水産庁は助成金の一部を「取り得」の都道府県に払ってもらう案を検討中。漁獲量に占める放流フグの割合を調べ、負担割合を決める。 

最終更新:5/18(金) 10:54
時事通信