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次郎長生家、子孫から静岡市に寄贈 20日、贈呈式

5/18(金) 8:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 幕末・明治の侠客(きょうかく)で清水港発展の礎を築いた清水次郎長の生家(静岡市清水区)が、次郎長の子孫から静岡市に寄贈されることになり、20日に贈呈式が行われる。生家は3月に国登録有形文化財に指定されたばかり。市の担当者は「市が目指す海洋文化の都市づくりに生かせるよう活用を進めたい」と話している。

 生家は江戸末期に建てられた木造一部2階建ての町屋で、当時の庶民の生活をうかがい知ることができる貴重な建造物。次郎長が使った道具や資料、写真なども保存されている。2017年には、保全に取り組むNPO法人「次郎長生家を活かすまちづくりの会」が募金などを集め、大規模な耐震改修工事を実施した。現在は一般公開されている。

 生家は次郎長の子孫が受け継いできたが、高齢になったことなどから管理が難しくなった。管理に協力するNPO法人地域づくりサポートネットによると、寄贈を決めた所有者の女性は、市に生家を託すことで清水の貴重な歴史財産を次世代に残したいと願っているという。

 市は今後、NPO法人と連携して活用を進める。具体的な取り組みとしては、多言語化による外国人観光客の誘致▽子どもたちが港の歴史を学べる教育の場づくり―などを検討している。

静岡新聞社