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新潟女児殺害事件でも注目 “変質者”の出没は9月が最多

5/18(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 新潟女児殺害事件で逮捕された小林遼容疑者(23)は、殺害された大桃珠生ちゃん(7)の自宅から直線距離で100メートルしか離れていないところに住んでいた。容疑者が同じ生活圏に暮らしていたとなると、子供を持つ親の不安は募る。登下校の安全は、どうやって守ればいいのか。

 大阪産業大元客員教授の八幡義雄氏(初等教育)が言う。

「各自治体では、不審者情報が寄せられると、注意を促すメールが送られます。それで、一時的に登下校ルートに有志の保護者が立って見守りしたりしますが、やっても一時的。その間、不審者は隠れ、学校や保護者の警戒心が薄れたときに、再び出没し、よからぬことをする。やるなら徹底してやり続けることです。しかし、既婚者のうち3世帯に2世帯が共働きですから、見守り担当をやりくりするのが難しい」

 実は、見守りする上で重要なのは、下校より登校だという。新潟の事件が起きた当日の朝、大桃さんを追いかけた男の不審者情報が寄せられている。昨年3月、千葉県松戸市でベトナム人のレェ・ティ・ニャット・リンちゃん(9)が連れ去られて殺されたのも登校中だった。

「『変な人に肩をつかまれた』などと学校に駆け込んでくるケースのうち7割は登校時です。新潟で逮捕された容疑者も、登校中に女児を物色していたフシがある。そんな危険な朝を乗り切るため、近所の何世帯かでSPを契約する保護者もいます。料金は世帯で分担です」

■服装にも注意を

 大型マンションなら同じ学校に通う児童が何人もいるだろう。そんな世帯が集まって、だれかが代表者となり、警備会社と契約するのだ。極端なケースとはいえ、今や子供の安全はカネで買う時代になっている。その場合は、下校時も集団で帰り、見守ってもらうのがベターだろう。

「10世帯集まれば、1世帯あたりの負担は毎月1万円程度で済むはず。それほどきつい出費ではありません。契約する場合は女性のSPです」

 変質者の出没が増えるのは、これから暖かくなってからで、夏休み明けの9月が最多だという。

「暑いのでTシャツを着るのは仕方ないでしょうが、胸元がザックリ開いていたり、胸の膨らみが分かりやすかったりする服は、変質者の犯罪心理を助長するので控えるべきです」

 厄介な世の中だ。