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米国株式市場は小反落、原油高や通商問題を警戒

5/18(金) 7:13配信

ロイター

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は小反落。原油高や通商問題への警戒感から、全般的に値が振れる展開となった。ワシントンで米中通商協議が始まる中、トランプ米大統領が中国は貿易を巡り「わがまま」になったと発言したことを受け、貿易戦争の回避に向けた取り組みを巡り不透明感が漂った。

ベル・インベストメント・アドバイザーズのプレジデント兼最高投資責任者ジム・ベル氏は、通商問題が明らかに市場のムードに影響していると指摘し、「非常に現実的(な問題)になりつつある。米企業は悪影響を受けている」と語った。

中東情勢の緊迫化を背景とした需給逼迫への懸念から、原油先物は約3年半ぶり高値圏で推移し、エネルギー株<.SPNY>は1.3%高と、主要セクターの中で最大の上昇率となった。

外的要因へのエクスポージャーが比較的大きく、原油高やドル高の影響を受ける大型株に対し、小型株がアウトパフォームする展開が続き、ラッセル2000<.RUT>は2日連続で終値で最高値を付けた。

米10年債利回りは3.1131%と約7年ぶりの水準に高止まりし、金利に敏感なセクターを引き続き圧迫。通信<.SPLRCL>や不動産<.SPLRCR>、公益<.SPLRCU>などの下げが目立った。

個別ではシスコシステムズ<CSCO.O>が3.8%安。前日引け後に発表した2─4月期決算は売上高と利益がともに市場予想を上回ったが、今四半期の利益見通しは精彩を欠いた。シティグループはリポートで、市場ではシスコがシェアを失いつつあるとの見方があると指摘した。

ウォルマート<WMT.N>も1.9%下落。2─4月期決算は利益と売上高が市場予想を上回ったが、値下げや輸送コスト高に圧迫され利益率が悪化したことを嫌気した。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。ナスダックでは1.52対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は63億7000万株。直近20営業日の平均は66億5000万株。

最終更新:5/18(金) 11:00
ロイター