ここから本文です

現在、Yahoo! JAPAN IDでログインしにくい状態が発生しております。
ご迷惑をおかけしますが、復旧までしばらくお待ちください。

コラム凡語:政治への女性参画

5/18(金) 15:01配信

京都新聞

 旧民主党時代に多くの女性国会議員を誕生させた小沢一郎氏は、「政治家は選挙によって鍛えられ、本物の『国民代表』になる」と言う。そのための実践は徹底していた▼有権者宅へのあいさつ回りを1日300軒。これと同時に駅や繁華街で毎日の辻立ち。「大事なのは選挙民の中に飛び込んでいく勇気、やる気。『どぶ板選挙』こそ民主主義の原点」と著書で言い切っている▼政治の師・故田中角栄元首相にたたき込まれた極意だという。だが、「どぶ板」を実行するのは簡単ではない。まして家庭を持ち、子どもがいる女性にはハードルが高い▼内閣府の調査では、全国の女性地方議員のうち初当選時に子どもがいた人は8割に上り、このうち1割は未就学児を抱えていた。「議員活動と家庭との両立が難しい」との嘆きも多い。小沢流の実践どころではなかろう▼選挙の候補者数を男女均等にするよう促す法律が成立した。女性の数の問題にとどめてはなるまい。「どぶ板」はもちろん、種々の会合への出席競争など、男性中心の経験則でつくりあげてきた政治活動のしきたりを見直す機会ではないか▼有権者との距離を縮め、多様な意見を受け止める新たな工夫も求めたい。選挙対策も大事だが、次の当選に気をとられ、政治への情熱が薄まっては困る。

最終更新:5/18(金) 15:01
京都新聞