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<米国>前国務長官「指導者が真実隠蔽」民主主義の危機訴え

5/18(金) 10:49配信

毎日新聞

 【ワシントン高本耕太】3月にトランプ米大統領に解任されたティラーソン前国務長官が16日、南部バージニア州の州立軍事学校の卒業式で演説し「指導者たちが真実を隠したり、市民が事実に基づかない『もう一つの現実』を受け入れたりするようになれば、米国民は自由を捨てることになるだろう」と述べ、民主主義の危機を訴えた。

 ティラーソン氏は社会人としての心構えを解き、「社会の倫理や高潔さ」を守るよう呼びかけた。トランプ氏ら政権関係者への具体的な言及はなかったものの、米メディアは、事実に基づかない主張や実績の誇張が目立つ現政権への批判が込められていると指摘している。

 一方、メディア関係者からは、在任中、外国訪問時に専用機への記者同乗を拒んで会見もまれにしか開かず、政策の透明化に消極的だったティラーソン氏に対し「真実を隠すなと、どの口が言うのか」と皮肉る声も上がっている。

最終更新:5/18(金) 10:49
毎日新聞