ここから本文です

當麻寺で葛城市舞台の映画「かぞくわり」制作記念展 「死者の書」初版本など展示

5/18(金) 7:55配信

産経新聞

 葛城市を主な舞台として県内各地で撮影された映画「かぞくわり」(塩崎祥平監督)の制作を記念し、當麻(たいま)寺中之坊(同市)の霊宝殿で、映画の下敷きとなった「死者の書」(折口信夫著)に関する宝物や映画の小道具が特別展示されている。公開は28日まで。

 「かぞくわり」は昨年夏から撮影が始まり、来年1月に公開される予定。同寺に伝わる「中将姫伝説」に着想を得て執筆された「死者の書」の要素をオマージュした作品で、奈良時代と現代が交錯する構成となっている。

 中将姫の生まれ変わりである主人公、香奈を演じるのは宝塚歌劇団の元娘役トップスター、陽月華(ひづきはな)さん。実家暮らしの香奈は、画家になる夢を親に拒絶されてからは無為な日々を送り、あることがきっかけで居場所を失ってしまう。そんな主人公の姿を中心に「家族の役割」「家族の力」をテーマに描く。

 展示では「死者の書」の初版本や、中将姫が実際に書き写したとされる「称賛浄土佛摂受経」、映画に登場する絵画や画材といった小道具を紹介。また、平成18年に公開された「死者の書」の人形アニメーション映画(川本喜八郎監督)で用いられた映画セットや、作品解説のパネルも展示されている。

 當麻寺中之坊の松村實昭院主(45)は「古いものと新しいものが入り交じった展示。それらのつながりを意識して見ていただけたら」と話している。

 拝観料は中学生以上500円、小学生250円。問い合わせは當麻寺中之坊(電)0745・48・2001。

最終更新:5/18(金) 7:55
産経新聞