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<国連>事務総長、初の包括的軍縮文書を発表へ

5/18(金) 18:40配信

毎日新聞

 【ニューヨーク國枝すみれ】国連のグテレス事務総長は、国連事務総長として初めて、軍縮の課題を取りまとめた文書を作成した。シリアでの内戦などで、世界の安全保障情勢の悪化を踏まえ、軍縮に関する国連の行動計画を明示することで、停滞している各国の軍縮を後押しする狙い。スイスのジュネーブ大学で24日に発表する。

 文書は、核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器▽小型、通常兵器▽将来、兵器として使われる可能性があるサイバーや人工知能(AI)技術--の3分野で構成される。

 グテレス氏が就任した2017年1月以降、核兵器保有国と非保有国による対立が深刻化。米国やロシアなどが内戦に介入し、紛争が複雑化する傾向も強まっている。国連では常任理事国である米露の拒否権行使で安全保障理事会が決議案を採択できず、機能不全に陥るケースも増えた。グテレス氏は演説で「新しい冷戦が始まった」と危機感を表明する見通しだ。

最終更新:5/18(金) 23:20
毎日新聞