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アメフット反則 日大側に際立つ対応の悪さ 監督説明なし…怒る関学

5/18(金) 7:55配信

産経新聞

 アメリカンフットボールの試合で日大の選手の悪質な反則行為で関学大の選手が負傷した問題で、17日に会見を開いた関学大の鳥内秀晃監督は、日大の内田正人監督がこれだけの騒動になりながら、これまで公の場に出ず、会見なども行わなかった対応に怒りをあらわにした。会見を受け、日大はこの日、内田監督らが近日中に反則を受けた選手や保護者らに直接謝罪する方針を示したが、対応の悪さが際立つ。

 日大はアメフット部ホームページで謝罪文を掲載した。ただ反則をした選手が「『(反則を)やるなら出してやる』と監督から言われた」と周囲に話したとの情報が一部で報道され、指示した疑念が浮上した内田監督の説明機会はなく悪質な反則行為への見解を語っていない。関東学生連盟には8月末まで現場指導の自粛を書面で申し入れ、練習に姿を見せていない。日大の常務理事という要職も務めながら“雲隠れ”を続ける。

 会見がないことについて日大広報部は「監督本人から申し出がない。関東学連が調査中ということもある…」と説明。歯切れが悪い。本人の体調不良を理由に反則を犯した選手への聞き取りを終えていない段階で「監督は指示していない」との見解を発表し、混乱を生じさせてもいる。

 広報・危機対応コンサルタントの山見博康氏は「不祥事が起こったときには、すぐに現状や対策を伝えたり、組織の姿勢を示したりすることが求められる。日大がそれを表明すべきなのにいずれも行われておらず、あるべき姿ではない。問題自体を軽視している可能性がある」と指摘した。

 関学大側は、24日を期限として回答書の再提出を日大側に求めた。

 関東学連はこの日、新たに日大が予定していたオープン戦2試合の中止を発表し、計5試合が行われなくなった。他校を含め選手にも影響が広がっている。何より必要なのは、関係者が「スポーツではない」と口をそろえて憤る、悪質プレーの実態解明。日大には、先頭を切って説明責任を果たす姿勢が求められる。(田中充、福田涼太郎)

最終更新:5/18(金) 8:31
産経新聞