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アメフット 無防備選手へのタックルは反則 ボール保持ならOK

5/18(金) 7:55配信

産経新聞

 アメリカンフットボールの魅力の一つは、身体を鍛えた選手による豪快な接触プレーだ。今回の日大選手によるタックルは、なぜルールに反する極めて危険なプレーと判断されたのか。ポイントは、タックルを受けた選手がボールを保持しているか否か、だ。

 日本アメリカンフットボール協会の公式規則によると、パスを投げ終えたクオーターバックや、ボールを蹴り終えたキッカーらは「無防備なプレーヤー」と定義され、タックルするのは背後からはもちろん、正面からでも反則になる。

 6日の定期戦で日大の選手に背後からタックルされた関学大の選手もパスを投げ終え、全くタックルを警戒していない状態だった。審判は「アンネセサリーラフネス(不必要な乱暴行為)」の反則を取ったが、資格没収(退場)とはしなかった。日大の選手はその後もボールを手放した別の選手にタックルして2度目の反則を取られ、さらに後のプレーでは別の選手のヘルメットをたたいて退場となった。関学大アメフット部OBで関西アメリカンフットボール協会審判部の浜田篤則部長(57)は「一発退場になってもおかしくない反則行為だった」と指摘した。

 一方、ボールを持っている選手へのタックルは原則として反則にならない。このため選手はボールを持っていれば、タックルが来るという前提で常に衝撃に備える準備をしている。

 日本協会は、全米大学体育協会(NCAA)が定めるルールを基準に公式規則を毎年改正しているほか、200ページを超えるルールブックを2年に1回発行している。浜田部長は「今回の問題は、われわれ審判にとって大きな教訓になった。常にルールを勉強し、選手の安全を最優先に守る努力を続けていかなければならない」と話した。(岡野祐己)

最終更新:5/18(金) 8:31
産経新聞