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在韓米軍、北朝鮮交渉でカギ=米、規模縮小に余地残す

5/18(金) 16:15配信

時事通信

 【ワシントン時事】北朝鮮が米韓合同軍事演習をやり玉に挙げ、米朝首脳会談の取りやめを警告したことを受け、トランプ大統領は17日、北朝鮮の非核化への見返りとして「体制の保証」に言及した。

 北朝鮮の反発は在韓米軍を脅威に感じていることを改めて鮮明にしたが、米政府は「初期の交渉で在韓米軍問題は議題にならない」との立場。ただ北朝鮮が交渉の過程で、米軍規模の縮小を要求してくるのは確実で、制裁緩和や非核化と並び、大きな争点になりそうだ。

 「(金正恩は)十分に安全だ」。トランプ氏はこう強調し、非核化に合意すれば金正恩体制の存続を保証すると表明した。

 韓国には米軍約2万8500人が駐留し、朝鮮半島有事に備えて韓国軍と定期的に演習を実施する。北朝鮮が「危険千万な挑発行為」と批判した航空戦闘訓練「マックス・サンダー」もその一環で、ステルス戦闘機F22など約100機が参加し、今月25日までの予定で実施されている。

 北朝鮮は米国との対話に歩み寄りを見せ始めた3月には、米韓演習の継続に理解を示していた。だが、ここにきて主張を一転させ、演習の中止を要求。金桂冠第1外務次官も16日発表の談話で、在韓米軍を念頭に「米国の敵視政策と核の脅威・恐喝を終わらせることが先決だ」と批判した。

 一方、米政府は一貫して「同盟国間で協議して決める問題だ」(マティス国防長官)と主張し、在韓米軍が北朝鮮との交渉議題にはならないという立場を強調する。正恩氏が今月7、8両日に中国の習近平国家主席と会談しており、主張転換の背景には、在韓米軍を疎ましく思う中国の存在があるのではとの見方さえある。 

最終更新:5/18(金) 16:30
時事通信