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白鵬、また出た張り差し…横審委員長苦言に反論「そんな余裕ありませんよ」

5/18(金) 6:09配信

スポーツ報知

◆大相撲 夏場所5日目 ○白鵬(上手投げ)大栄翔●(17日・両国国技館)

 初の2場所連続休場明けの横綱・白鵬(33)=宮城野=が無傷の5連勝を飾った。しかし本場所総見した横綱審議委員会(横審)から、立ち合いの張り差しに苦言を呈された。また1958年の年6場所制以降ではワーストの7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(田子ノ浦)の進退問題には場所後の横審の定例会合で議論する動きが出てきた。白鵬と、大関取りの関脇・栃ノ心(春日野)、前頭4枚目・正代(時津風)が無敗を守った。

 白鵬はわずか1秒5で大栄翔を上手投げで土俵上に転がした。「体が動いている中の5連勝。前半はいい状態できている」。完勝にも“禁じ手”の張り手を繰り出して無敗を守った姿に、横審委員たちは不満の視線を投げかけた。

 「立派ですよね」。北村正任委員長は土つかずで序盤を乗り切ったことをまず褒めた。その上で続けた。「今日もほっぺたをたたいていた。ちょっと力が落ちているんだろうな」。横審は昨年12月、多発する立ち合いの張り差しを「横綱らしくない」と批判。それでも今場所2回目、しかも目の前で出た悪癖に厳しく批評せざるを得なかった。同委員長は理想像に唯一無敗の平幕力士・正代の立ち合いを挙げ、「まるで横綱相撲! どーんと受けてね。ああいうのを第一人者にやってほしい」と注文をつけた。

 勝利が義務づけられた当事者は、そうも言っていられない。「そんな余裕はありませんよ」。強がりにも聞こえたが、「ホントだって」と続けた言葉に必死さが透けて見えた。一方で休場明けの5連勝を横審が評価したことも事実。「復活優勝しても一度も褒めてくれなかった。初めて褒めてもらえたね。でもまだ終わっていないよ」。白鵬は前向きに解釈しながらも結果で評価してくれと言いたげだった。(網野 大一郎)

最終更新:5/18(金) 7:39
スポーツ報知