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中国、輸入拡大で譲歩か=効果に疑問の声―米との貿易協議

5/18(金) 18:43配信

時事通信

 【ワシントン時事】米国、中国による「貿易戦争」回避に向けた公式協議は17日、初日の協議を終えた。

 一部メディアによると、中国は毎年最大2000億ドル(約22兆円)相当の米国産品を輸入すると提案。単純計算すると、中国に対する米貿易赤字の半分近くが相殺されるが、専門家からは「幻想にすぎない」と赤字削減効果を疑問視する声が上がっている。

 ピーターソン国際経済研究所は、米中で毎年巨額の貿易取引が増えることになれば「他の貿易相手国との輸出入を大幅に見直す必要が出てくる」と警告。別の専門家は「米国の工場や農家に新たに大規模な輸出目標を達成する余力はない」と分析した。

 中国の最大の狙いは、米政権が発動した中国通信機器大手、中興通訊(ZTE)に対する制裁見直し。ZTEは同業の華為技術(ファーウェイ)とともに中国のハイテク産業の根幹を担う。米国から巨額輸入を受け入れるだけでなく、米国産穀物に対するダンピング(不当廉売)調査を打ち切ると発表。協議の初日から制裁緩和獲得へ「譲歩」を演出した。 

最終更新:5/18(金) 18:51
時事通信