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史上最多!?26人が口上で祝福 襲名騒動・三遊亭好の助、真打ち昇進を「有志で祝う会」

5/18(金) 10:17配信

スポーツ報知

 5月に真打ちに昇進した落語家・三遊亭好の助(35)を支援する落語会「三遊亭好の助 真打昇進を有志で祝う会」が17日、東京・日本橋劇場で行われ、落語界では史上最多と思われる総勢26人が並ぶ口上が行われた。

【写真】圧巻!総勢26人が並んだ大口上

 三遊亭好楽(71)の3番弟子である好の助は今回の真打ち昇進に伴い、好楽の前名でもある林家九蔵を襲名することを発表していたが、林家正蔵サイドの“物言い”で襲名を断念。すでに「九蔵」の名前入りの後ろ幕やのぼり、手ぬぐいや扇子を作成しており、損害が発生したことを見かねた落語仲間が支援の手をさしのべ支援の落語会を企画した。

 同学年の春風亭昇也(35)が発起人となり仲間に呼びかけ、ノーギャラで出演。収益は好の助への支援として使われなかった扇子・手ぬぐいの供養に使うとして、会場でも募金を募り、粗品を進呈した。メールだけでの募集にかかわらず、駆けつけた245人の観客が門出を祝った。

 好の助の人柄もあってか、所属協会の枠を超えて先輩、後輩が、落語家だけでなく色物も含め合計26人が集結。1列には収まらず2列に並び大口上が行われた。

 司会の昇也は「三遊亭好の助改め3代目・林家九蔵あきらめ、襲名せず披露口上を申し上げます」とあいさつ。1人2分の持ち時間の中、おのおのが騒動をネタにするなど、新真打ちの人柄を笑いを交えて面白おかしく紹介した。途中、立川こしら(42)、桂宮治(41)からの“祝電”も紹介。他の落語会と掛け持ちで駆けつけ、または中座と入れ替わりもあった。普段の高座とは勝手が違うためか長時間の正座に足がしびれる人も出たが、和気あいあいと進んだ。

 口上に50分の時間を割いたために、落語は持ち時間10分。好の助の父であるマジシャン・ボナ植木(66)のマジックに続き、トリで好の助は「三方一両損」を10分ほどで演じ、観客から万雷の拍手を浴びた。

 プロデューサーを務めた昇也は「お客さんが楽しんでくれて良かった。2度と出来ないことなので、お祭りを楽しんでもらえてうれしい。肩の荷が下りました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。長時間の口上で“聞き役”に徹した好の助は「みなさんのお陰でお祝いムードの中、落語が出来ました。口上は長かったですかね」と言いながらも、仲間の支援に感謝していた。

 過去に落語家の口上では2014年3月に大阪・フェスティバルホール行われた桂文枝襲名披露で総勢18人の口上が最多と言われている。歌舞伎でも05年3月に歌舞伎座で行われた18代目・中村勘三郎襲名披露口上で19人が並んだことで話題を呼んでいた。所属会派の枠を超えて集結した仲間の絆。26人の口上はまさに“ギネス級”の大口上となった。

 ★出演者(所属協会別)

 【落語協会】柳家かゑる、春風亭朝之助、古今亭始、柳家花飛、三遊亭わん丈

 【落語芸術協会】三遊亭遊雀、春雨や風子、春風亭昇也、春風亭吉好、瀧川鯉津、桂竹千代、春風亭昇洋、桂鷹治、三遊亭遊かり、笑福亭希光、江戸家まねき猫、マグナム小林

 【5代目円楽一門会】三遊亭朝橘、三遊亭好の助、三遊亭鯛好、三遊亭楽大、三遊亭愛九、三遊亭楽八

 【立川流】立川こはる、立川笑二

 【フリー】ボナ植木

最終更新:5/18(金) 12:05
スポーツ報知