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秋山真太郎に注目、期待大の「花形新派公演 黒蜥蜴-全美版-」/芸能ショナイ業務話

5/18(金) 15:00配信

サンケイスポーツ

 90年超の歴史を持つ東京・三越劇場で6月2日に開幕する「花形新派公演 黒蜥蜴-全美版-」(23日まで)。江戸川乱歩原作で名探偵、明智小五郎(喜多村緑郎)と女賊、黒蜥蜴(河合雪之丞)の戦いを描く不朽の名作です。

 主要キャストは警部役の今井清隆以外、同劇場で昨年6月に出演した喜多村と河合に宝石商の娘、早苗役の若手、春本由香や黒蜥蜴の手下・雨宮潤一を劇団EXILE、秋山真太郎が演じる。

 新派では、わずか1年のスピード再演は珍しいといいますが、昨年の公演で回を増すごとにチケットが売れ、後半は満員御礼が続きました。

 人気となった要因の1つに、劇団の枠を超えて出演した金髪でひょうひょうと雨宮を演じた秋山の存在があるといっても過言ではありません。

 昨年、稽古で新派の“洗礼”を受けた秋山は4月下旬の会見で「新たな気持ちで挑戦しようと思いますが、普通に緊張しています」とあいさつ。「再演の意気込み」を聞かれ、「ぼくの思いは採用されるんですかね?!」とユーモラスに切り出し、「(昨年は)今まで感じたことのなかった日本語の美しさを感じたので、今回もそれを感じながら作っていきたい」と語る姿に、130年の歴史を誇る新派の魂が伝わったように思えました。

 今作ではミュージカルの殿堂、帝国劇場で「レ・ミゼラブル」や「エリザベート」などの出演経験を持つ今井清隆が“参戦”します。演出家の齋藤雅文氏から「3曲は歌ってもらいますし、ダンスも踊ってもらおう」と提案された今井は「初日に(歌やダンスが)削られていないように頑張りたい。足を引っ張らないようにしようという気持ちでいっぱいです」とミュージカル俳優ならではの響く声で応じていました。

 ゲスト出演が新風を巻き起こしそうな再演への期待は高まるばかりです。(くのいち)