ここから本文です

現在、Yahoo! JAPAN IDでログインしにくい状態が発生しております。
ご迷惑をおかけしますが、復旧までしばらくお待ちください。

「9条俳句」不掲載訴訟、2審もさいたま市に賠償命令

5/18(金) 18:43配信

産経新聞

 さいたま市大宮区の三橋公民館が、憲法9条について詠んだ俳句の月報掲載を拒否したのは、憲法が保障する表現の自由などの侵害だとして、作者の女性(77)が市に月報掲載と200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が18日、東京高裁であった。白石史子裁判長は「掲載拒否に正当な理由はない」として表現の自由の侵害を認める一方、5万円の支払いを命じた1審さいたま地裁判決を変更し、賠償額を5千円に減額した。月報への掲載請求は棄却した。

 白石裁判長は、「公民館職員は住民の社会教育活動を公正に取り扱う義務を負う」と指摘。「原告の俳句掲載は中立性に反する」とする市側の主張に対し、「意見が対立する事柄についての意見を含む住民の学習成果を掲載しないことは不公正」とした。

 判決によると、女性は同館で活動する俳句会に参加し、月報には毎号、会が選んだ俳句1句が掲載されていた。会は平成26年6月、「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」との句を選んだが、掲載を拒否された。

 原告代理人の久保田和志弁護士は「賠償額は減額されたが、公民館職員の義務について踏み込んだ良い判決」と話した。

最終更新:5/18(金) 18:43
産経新聞