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Bリーグチェアマン大河正明『現場百回』vol.1「私が全国のアリーナを巡る理由」

5/18(金) 11:00配信

バスケット・カウント

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦、古後登志夫


1958年5月31日、京都府生まれ。2015年にサッカーのJリーグから新リーグ創設を目指すバスケ界へと舞台を移して組織再編を手掛け、Bリーグの初代チェアマンに就任。現在は「BREAK THE BORDER」をキーワードに、新たなプロリーグの盛り上げに尽力している。日本バスケットボール協会の副会長も兼任し、立ち遅れたバスケットボールの環境整備、強化に邁進する。高校生までバスケ部。

クラブの成長を肌で知るための『100回の現場訪問』

──今回の連載を始めるきっかけは、チェアマンが「現場百回」という言葉を大切にして、精力的に全国を回っていることを紹介しようと考えたことです。この1年で全会場を回れましたか?

B1、B2と、そしてB2ライセンスを持った準加盟クラブとして八王子と埼玉があって、その38のホームゲームには全部行きました。2回、3回と見ているところもあります。それに加えて試合のない時に行くことも同じぐらいあるので、合計すると100回近く行っていると思います。

──「現場百回」という言葉を大切にされていると聞きました。

そうですね。応援の熱や会場の盛り上がり、選手のパフォーマンス。そういったものが前回と比べてどう変わっているのか。最低でも年に一度は足を運ぶことで、そんなクラブの成長を肌で知りたい、というのが一つの目的です。また、いろんなステークホルダーの方が、リーグやチームにどんな期待感を持ってくれているのか知ることができますし、こちらからの要望を話すこともできます。これが主な狙いです。

──自治体のトップと会うことも多いようですが、これは「アリーナ建設を頼むよ」みたいな話を各地で進めているのでしょうか?

単純な表敬訪問もありますし、アリーナ計画があれば観戦文化を育てていく意味でBリーグがその地域にどう役立つか、それが住民をどうハッピーにするのか、そういった話もさせていただきます。アリーナを貸していただいているので、その御礼であったり。全国を回って感じるのは、地方は特にスポーツを地域活性化の一つのツールとして考えてくれていることですね。

またパートナーの方に日頃の支援の御礼、ますますのご支援のお願いをすること、地方のメディアに行くのも仕事です。Bリーグのチェアマンが来た、ということ自体を地元の報道でお取り上げいただくこともあります。チェアマンとしてクラブがある地域で広報活動を積極的に行うことで、我々がどのようなリーグを目指しているのかを、現場百回で話していきたいという思いで取り組んでいます。

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