ここから本文です

価格はほぼ一緒の「軽自動車」と「小型車」で維持費はどう違う? 実際の差額を比較

5/18(金) 6:30配信

くるまのニュース

軽自動車は価格の安さがセールスポイントではなくなった?

 最近は軽自動車の販売が好調で、新車として売られるクルマの37%前後を占めます。1990年頃は20%から25%だったので、今はクルマの売れ行きが下がり、なおかつ小さな軽自動車に乗り替えるユーザーが増えました。

小型車より軽の室内は広い?写真で見る

 この背景には、軽自動車の機能の向上があります。軽自動車を開発するメーカーの商品企画担当者は「今の軽乗用車の売れ行きを見ると、75%が全高を1600mm以上に設定した背の高い車種になります。特にスライドドアを備えたタイプが売れ筋で、これが軽乗用車の約40%を占めています」と言います。

 軽自動車を扱う販売店からも「今は背の高い軽自動車が売れ筋で、車内がコンパクトカーよりも広く、後席を畳めば自転車なども積みやすいです。軽自動車の乗車定員は4名ですが、荷物の積載についてはミニバンのように使えます。自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)も充実しています。従って軽自動車の価格はコンパクトカーと同程度か、それより高い場合もありますが、売れ行きが好調です。軽自動車が伸びて、小型車は減っています」という話が聞かれます。

 ちなみに昔の軽自動車では、価格と税金の安さがセールスポイントでした。車内は小型車よりも狭く、内外装の質感や装備も見劣りしました。

 それが1998年に行われた軽自動車の規格改訂以降は、ボディサイズと室内空間が広がっています。特に2003年に初代タントが発売されると、背の高い軽自動車が一気に増えて、横開きのヒンジ式ドアに比べ、高価なスライドドアを備えた車種が好調に売れるようになりました。

 そうなると今の軽自動車にとって、もはや価格の安さはセールスポイントにならないのでしょうか。

 前出の商品企画担当者は「お客様が軽自動車を選ぶ時に重視される機能として、今は居住空間や荷室の使い勝手、安全装備、環境&燃費性能が挙げられます。単純な安さだけを重視するお客様は減りました。ただし今の軽自動車と同じような使い勝手を小型/普通車で実現させると、価格は200万円前後に達します。その意味では、軽自動車は今でも価格が割安で経済的です」と説明します。

 つまり最近の軽自動車は、使い勝手や安全性能を向上させましたが、依然として小型/普通車に比べると経済性も優れているわけです。

1/2ページ

あなたにおすすめの記事