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はしか、自分の感染リスク知るには 妊娠中はワクチン接種できる?

5/18(金) 8:40配信

西日本新聞

 沖縄県で3月以降、はしか(麻疹)の患者が90人を超え、愛知県や福岡県など全国で150人以上の発症が報告されている。ワクチンを2回接種することで予防できるが、世代によって接種していなかったり、1回のみだったりして、免疫がない可能性もある。どんな人が気を付ければよいのだろうか。

⇒【画像】「まず母子手帳で確認を」植山奈実医師が呼び掛け

 厚生労働省などによると、はしかは感染力が極めて強いウイルス性の感染症。せき、くしゃみの飛沫(ひまつ)感染や空気感染で広がる。肺炎や脳炎などの合併症が起きて命に関わる場合もある。一度発症すると抗体ができ、再びかかることはないとされる。

ワクチンの定期接種、始まりは1978年10月

 予防接種法に基づくワクチンの定期接種が始まったのは1978年10月。当初は1~6歳未満の間に1回の接種だった。しかし1回では免疫が徐々に低下することなどが分かり、2006年度からは1歳と小学校に入る前年の2回になった。

 1回しか接種していない世代のうち、1990年度以降に生まれた人には追加接種が行われ、10~20代の患者は激減した。現在、国内に土着のウイルスはいないが、海外で感染した患者をきっかけにたびたび集団発生している。

現在45歳以上は「ゼロ回世代」

 接種回数を整理すると、72年10月1日以前に生まれた現在45歳以上は、予防接種がなかった「ゼロ回世代」。一方でこの世代は、感染して免疫のある人も多い。

 89年度末までに生まれた28~45歳は「1回世代」。ゼロ回世代に比べ、感染したり流行にさらされたりすることが少ない世代だ。沖縄県で3月以降に確認された患者も20~40代が中心だった。

感染リスクを知るには?

 自分の感染リスクを知るにはどうすればよいのか。小児科医の植山奈実さん=福岡市=は「まず母子手帳で接種歴や、はしかにかかったことがあるかを確認して」と呼び掛ける。風疹が「三日ばしか」と呼ばれた時期もあり、混同しないよう注意が必要だ。病院で抗体検査を受けて、免疫があるか確認する方法もある。

 接種歴がなく、はしかに感染したこともない人は、免疫がない可能性が高い。植山医師は「接種をお勧めする」と話す。一方、1回世代で感染したことがないなら「流行している地域に行く場合や、不特定多数の人と接する空港職員や教育関係者などは2回目接種の検討を」とアドバイス。仮に3回目の接種となっても問題ないという。ただし、厚労省予防接種室は「抗体の保有状況を調べると世代間で大きな差はなく、1回世代の全員が必ず2回目を受ける必要はない。本当にワクチンが必要な人に行き渡るよう検討してほしい」と話している。

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最終更新:5/18(金) 8:40
西日本新聞