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欅坂・織田奈那、映画初主演 昔の自分に言いたいこと

5/18(金) 13:10配信

大手小町(OTEKOMACHI)

タイムスリップで高校時代の自分に出会う

 静岡県浜松市を舞台にした短編映画「未来のあたし」。女優の櫻井淳子さん(45)とアイドルグループ「欅坂46」の織田奈那さん(19)がダブル主演をつとめました。6月4日から東京で開催される国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2018」の「ジャパン部門」に入選し、15日、16日に上映されることも決まりました。主演の2人と豊島圭介監督に映画の見どころを聞きました。

 「未来のあたし」は、櫻井さん演じる、仕事と家事、子育てに奮闘する46歳の真理が1989年にタイムスリップして、高校時代の自分、マリ(織田さん)に出会うストーリー。好きだった山田くんに告白する「人生最悪の日」に戻った真理と、マリとの時間が交差します。

――ノミネーションおめでとうございます。心境は?

豊島監督 「やった!」という感じです。映画祭で多くの人に見てもらえる機会ができて、ほっとしています。

――撮影は、豊島監督、織田さん共通の故郷である浜松市で、今年初めに行ったそうですね。長編ではなく短編で表現したかったことは?

豊島監督 同郷で小・中・高一緒のクリエイティブディレクター・原野守弘さん、作曲家・山本清香さんら浜松出身のエンターテインメントに関わるクリエイターが集まったときに「浜松で映画を撮ってみようよ」という話題になって、最初から短編で、と話を進めていました。短編の方がやりたいことをシンプルに限定できて、しかも結論を投げっぱなしにできる面白さがあると思いました。櫻井さん演じる真理が元いた時代に戻れるかどうか、見る人に結末をゆだねられたりとか。

――櫻井さんと織田さんを主役に起用した理由は?

豊島監督 高校生“マリ”役の織田さんが浜松出身ということで先に決まったので、大人の“真理”役を後から探すという通常とは逆の順番になりました。櫻井さんは、身長も、目がくりくりしているところも織田さんに似ていて、大人になって少しあか抜けて見える感じも台本にぴったりでした。

――撮影期間は?

豊島監督 今年の初め、東京で半日、移動を入れて浜松で1.5日。寒くて過酷な撮影でした。

――真理を演じる上で、短編ならではの苦労は?

櫻井さん ショートフィルムは2作目ですが、特に短編、長編で演技に差はありません。ひとつひとつのシーンを大切にして、その役になりきるよう心がけました。

豊島監督 ショートフィルム用に、エネルギーをセーブした演技してましたよね(笑)。

櫻井さん えっ? そんなことないですよ。本当に?(笑)。

豊島監督 冗談です(笑)。

――浜松の高校でのロケはいかがでしたか?

櫻井さん 濃い2日間でしたね。ナマ脚の女子高生を見るだけで寒そうでした。

織田さん 寒かったですね。カットがかかるたびにストーブにあたって、がんばりました。

――浜松の魅力は?

豊島監督 “オダナナ”の出身地(笑)。彼女はたぶん数年後に浜松の親善大使「やらまいか大使」に選ばれると思います。

織田さん 人がみんな、温かいなと思います。今まで生きてきて「いい環境で育ったんだな」って、東京に来て思います。

――タイムスリップをテーマにしたのはなぜ?

豊島監督 少し前にツイッターで「子供のころの自分に会ったらなんて言う?」と話題になりました。ある程度、年を重ねると、だれしも昔の自分を振り返ると思います。大人になった自分が高校生の自分に会ったらどんな会話をするだろうと考えたときに、タイムスリップしかないだろうと。あと逆に、高校生の自分が、「何者かの大人になってしまった自分に会ったら、何を聞きたくなるのか?」というテーマにもしたかった。

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