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「たった1ミリ」の大問題!? ゴルファーなら知っておきたい“可変ウェート”本当の意味

5/18(金) 15:02配信

みんなのゴルフダイジェスト

最近、各メーカーから続々と出ている可変ウェートつきのドライバー。位置を変えることによって球がつかまりやすくなったり、ボールが上がりやすくなったりと自分のスウィングのクセに合わせて変えることができるので人気を博している。しかし、ギアライターの高梨祥明は「みなさん意外と可変ウェートドライバーの本来の役割を知らないことが多い」という。可変ドライバーの役割、知っているだろうか?

可変式ウェートの役割は、ヘッドの重心を動かすこと

今日はポピュラーなようでいて、あまり知られていないクラブの話をしてみたい。

現在、最新ドライバーの多くにいわゆる移動できるウェートが付いていて、ヒールのウェートを重たくすれば、「重心距離が短く」なってつかまりがやすく。後方のウェイトを重たくすれば「深重心」になって、ボールが上がりやすくなったりする、と言われていたりすることは周知のことだと思う。打てば確かに、そんな気もしてくるし、実際それで球筋が結構変わったりするものである。

メーカーが行う可変ウェートの説明にあるように、その目的はヘッドの重心を動かすことにある。では、実際にウェートを動かすと、どのくらい重心が動くのだろうか? 今回は、テーラーメイドの初代M1ドライバーで試してみることにした。

初代M1ドライバーのソールの前後に動くウェイトは、外して測ってみると9gだった。これを、「1.最もフェース側にした状態」、「2.最もソール後方にした状態」にセットし、それぞれの「フェース面上の重心」をとってみる。「フェース面上の重心」とはヘッドのバランスポイントを、フェース面に投影するように表したもの。先の尖った専用器具にフェースを下にしてヘッドを乗せ、手を離しても落ちずに保たれるバランスポイントを見つけてその位置をマーキングする。

さて、結果は次の写真のとおりである。フェース面にある、針先を当ててできた小さな2つのキズ。これがそれぞれのフェース面上の重心だ。「1.最もフェース側にした状態」の方がフェースの下めでバランスが取れる。つまり、「低重心」になったということだ。一時期、「前重心」にするとロースピンになると言われ、ドライバーの“フォワード(前)・ロー(低)・CG(重心)化”がブームになったが、これはこの1.のように「低重心」になれば、重心よりも上側で当てやすくなるため、そのぶんバックスピンが減る、ということなのだ。

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