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人工の造形が水中生物をもっと魅力的に! すみだ水族館の「waterscape 水の中の風景」に行ってきた

5/18(金) 11:41配信

ギズモード・ジャパン

動物が大好きで国内外の動物園、水族館、ファームをおとずれる私が、東京スカイツリーのふもとに位置するすみだ水族館で「水中で生息する生物たちの生態環境をゼロから探り直してみる」プロジェクトを見られるとの情報をキャッチ。

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そこで目にしたのは、人工の造形を使った新しいアクアリウムの可能性でした。

生き物の新たな魅力を人の力で引き出す水槽

「waterscape 水の中の風景」では、キューブ型水槽のなかに「浮く」と「沈む」を人工的に設計し、生き物の生態を見せています。

たとえば、トップ画像の「水の中の温室・気球型」は、ドーム状の部分が温室になっていて、内部の水草が元気に育つんです。

水のなかに空間というギャップと、お腹が減るとドーム型温室に入って水草を食べるプラティのかわいさが楽しめる完成された美がありました。

水中ジャングルジムな「泡のゾーニング」にはアカヒレしか入っていませんが、大小の魚を入れることで、小さい魚が上角の小さい空間に行き、大きめな魚が大きな空間に行き、といった住みわけを楽しめるようになるのだとか。

四方の面から異なる表情をたのしめるのが「開口のある境界膜」。遮る板の穴から魚が見えたときのちょっとした感動は、雑踏に好きな人を見つけたときの喜びに似てたかも。

見れば見るほど不思議だったのが「水上の水中・マッシュルーム型」です。水面は低く、突き出た球体のなかは水で満たされていて水草が生えていました。

数学や物理が得意な人ならわかるのかもしれませんが、単なる映画好き、動物好きのわたしには、なぜこの球体の水と下の水が均一にならないのかと頭の中が「?」だらけに。

球体に入ったプラティとハニードワーフグラミーは虫眼鏡効果で拡大され、細部まで観察できるようになります。グラミーのゴールドのラインが入った鱗がはっきりと見えたときにはテンションがあがりましたね。

わたしが最も楽しみにしていたのが「浮く島、沈む島」です。

猫タワーならぬ亀タワーで、亀がアクティブに不安定な浮島のうえを目指してよっこいしょ。頂上にいったら大好きな甲羅干しのご褒美、という亀と見る人をエンターテインしてくれる一品。

国内外の動物園、水族館で亀の展示を見てきましたが、大きさや数で来場者を圧倒させることはあれど、小さな亀1匹でここまで見る人を飽きさせなかったのは初めてでした。

これは亀飼いがリアルに欲しがるアイテムではないでしょうか。是非とも商品化してほしいと思いました。

「waterscape 水の中の風景」ではこういった作品を8つ展示しています。本当ならすべて紹介したいのですが、実際にご自分の目で発見と感動を楽しんでもらいたいのでここら辺で。…「水上の水中・ドーム型」のアオウキクサの繊細さと白い砂に映る遠慮がちな影模様の美しさを写真とともにとことん語りたいのは山々なんですが!

ここまで読んで、すみだ水族館に興味を持ったけれど場所が遠い、入場料がちょっと高い、と思った方(これまでのわたし)にさらなる魅力をお伝えしましょう。小規模ですが、充実しまくりなんです。わたしはすっかりファンになりました。

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