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リドリー・スコットにしかできない映画史に残る偉業 『ゲティ家の身代金』特別映像公開

5/18(金) 12:04配信

ぴあ映画生活

5月25日(金)より公開の、巨匠リドリー・スコット監督最新作『ゲティ家の身代金』。この度、公開1カ月前に再撮影を敢行した本作の、その軌跡が2分間で分かる特別映像が公開された。

『ゲティ家の身代金』特別映像

世界一の大富豪であるアメリカ人石油王ジャン・ポール・ゲティの孫、ジョン・ポール・ゲティ三世が誘拐され、当時史上最高額とも言われる身代金を要求されたものの、その支払いを拒否したという世界一有名な誘拐事件が発生。非情な誘拐犯、そして冷酷な大富豪を相手に、ひとり奮闘する母の姿を描き出す。

世界中で話題となったこの衝撃の事件を現代のスクリーンに蘇らせたのは、『オデッセイ』、『アメリカン・ギャングスター』、『グラディエーター』、『エイリアン』など、数々の不朽の作品を世に放つ、スコット監督。主人公ゲイルを演じるのは、『マリリン 7日間の恋』でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞、アカデミー賞ノミネートを果たした実力派女優ミシェル・ウィリアムズ。世間の好機の目に晒されながらも気丈に大富豪と誘拐犯に立ち向かう強い母親を演じる。また、元CIAの交渉人チェイス役には、『ディパーデッド』、『テッド』と、コミカルな役からシリアスな役まで幅広い演技に定評のあるマーク・ウォールバーグが名を連ねる。そして、億万長者であり狂人という、本作の裏の主人公ともいえるジャン・ポール・ゲティをアカデミー賞助演男優賞ノミネートのクリストファー・プラマーが演じる。

公開された映像は、セクハラ問題からのケビン・スペイシー降板、再撮影に至るまでの騒動をまとめたもので、スコット監督の「理由は簡単だ。ひとりの行いが全員の仕事を台無しにする事などあってはならない」という力強い言葉からスタートする。急遽決定した再撮影に対して主役のウィリアムズは、「再撮影に迷いはなかったわ。むしろ喜んで引き受けたわ」「リドリーはリスクを恐れなかったわ」と監督との絶対的な信頼関係が伺えるコメントを送っている。またウォールバーグも、「誰もがベストを尽くそうと集まったよ」と全員が一致団結して再撮影に望んだ旨を語っている。そして急遽オファーがあったプラマーは「リドリーから電話をもらって興奮したよ。彼と仕事をしたいと思っていた」とその際の喜びを語り、「こんなにも手短にやるなんて、リドリーの勇気はすごい」と監督の大胆な決断とその実力を褒め称えている。

そんなキャストのインタビューに本編映像を織り交ぜながら、公開までの怒涛の流れが展開されていく映像は、自然と本作への期待が高まること間違いなしの内容となっている。公開1カ月前の再撮影というだけでなく、役者も変えて撮影するという前代未聞の撮り直しは無事成功し、当初の公開日に間に合わせることができた。さらに驚くべきことに、プラマーはこの演技で史上最年長でアカデミー賞にノミネートされた。ほんの数カ月の間に劇的な展開を見せた本作は、映画業界に留まらず、ジェンダー問題などさまざまな話題を振りまいていることが分かる。

『ゲティ家の身代金』
5月25日(金)より全国公開

最終更新:5/18(金) 12:04
ぴあ映画生活