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いつ?利率は? よく知らないで借りる人多数!? 奨学金の返還について知っておきたいこと

5/18(金) 18:50配信

ファイナンシャルフィールド

高校生や保護者を対象とした「進学マネー相談会」では、奨学金についてよく質問を受けます。

奨学金という言葉は皆さん知っているのですが、奨学金の内容に関しては漠然としか理解しておらず、不安に感じている人が少なくありません。

そこで、今までの14年間で受けた奨学金についての質問の中で、特に質問が多い事項について解説します。

奨学金が子どもの借金であることから、利用を迷っている保護者が少なくありません。今回は、奨学金の返還について知っておきたいことを解説します。

返還はいつから? 利率は? 返還方式は?

奨学金の返還は、卒業などの貸与終了後7カ月目から始まります。3月に卒業した場合、その年の10月から返還が始まります。

利率算定方式には、貸与終了時に決定した利率が返還終了まで適用される「利率固定方式」と、おおむね5年ごとに利率が見直される「利率見直し方式」があります。

有利子の第二種奨学金の利率は貸与終了時に決まりますので、それまでは利率の算定方式を変更することができます。利率が決定するまでに、世の中の景気状況や金利水準をみて、有利と思うほうを選択しましょう。

利率に関しては、日本学生支援機構のホームページで毎月公表していますので参考にしましょう。また、返還額のシミュレーションも同ホームページでできますので、返還額も把握しておきましょう。

なお、2019年3月の利率は、「利率固定方式」0.27%、「利率見直し方式」0.01%でした。

第一種奨学金は「定額返還方式」のほかに、就職後の年収に連動した「所得連動返還方式」も選択ができます。「所得返還方式」は、年収が低いと毎月の返還額が少なく済むといったメリットがありますが、返還期間が長くなるといったデメリットがあります。

場合によっては完済が50歳を超えるかもしれません。

返還中でも「定額返還方式」から「所得連動返還方式」への変更が可能(逆は不可)ですので、迷ったら「定額返還方式」を選択しておくと良いでしょう。

ただし、「所得連動返還方式」は「機関保証」しか選べませんので、「人的保証」の人は、「所得連動返還方式」へ変更する時に、貸与始期にさかのぼった保証料を一括で支払う必要があるので注意しましょう。

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