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赤レンガ倉庫「市が取得」 村越・市川市長、初定例会見で

5/18(金) 10:50配信

千葉日報オンライン

 千葉県市川市の村越祐民市長は17日、就任後初の定例会見で、同市国府台の県血清研究所跡地にある赤レンガ倉庫について、跡地を県から取得し、赤レンガ倉庫を保存した上で公共施設として活用する方針を示した。大久保博前市長は市の費用負担が大きいことなどから取得を断念しており、新市長が方針を転換した形だ。

 村越市長は「国府台に軍都があって地域が発展した一つの歴史的な象徴。建築として価値があるし、市民の大きな要望もある」と保存理由を説明。現在、県と交渉を進めているといい、「早晩具体的に決着がつくと期待している」とした。

 跡地を取得した場合、市内の老朽化した公共施設を再編する一環で、跡地や赤レンガ倉庫を公共施設として活用する考え。「スポーツ施設か文化施設か分からないが、赤レンガ倉庫を保存して施設の一つとして生かしたい」と述べた。

 明治期の建築とされる赤レンガ倉庫は旧陸軍の武器庫として使われ、戦後はワクチンを製造する県血清研究所の倉庫だったが、2002年に閉鎖された。市は保存に向け県と協議していたが、費用負担などで折り合いが付かず17年に取得を断念していた。

 一方、公約実現に向けては「27日に市民とのタウンミーティングの第1回を開く。開かれた市政をつくるため開催できるのをうれしく思う。市長選の争点だった待機児童問題は、期限や具体的な目標を含め(6月議会の)所信表明で伝えられるよう鋭意関係部局と頑張っている」とした。