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伊能忠敬の偉業しのぶ 没後200年の墓前祭 /香取・観福寺

5/18(金) 11:11配信

千葉日報オンライン

 江戸時代の測量家、伊能忠敬(1745~1818年)の命日の17日、伊能家の菩提(ぼだい)寺「観福寺」(千葉県香取市牧野、田中量信住職)で墓前祭が開かれた。忠敬の子孫や市民ら約50人が参加。没後200年の節目にも当たり、日本で初めて実測の日本地図を作った郷土の偉人に思いをはせた。

 伊能忠敬翁顕彰会(坂本文夫会長)が主催。旧佐原市時代から続く伝統行事として知られている。

 伊能家16代目の次男、伊能洋さん(84)や坂本会長らは、遺髪と爪が納められている境内の忠敬の墓に花を供え、合掌。今年は観音堂で護摩をたき、追善供養も行った。

 坂本会長は「忠敬翁の顕彰を通して地域の活性化を図りたい。没後200年ということで、さらに多くの人に功績を知ってもらえれば」と真剣な表情。伊能さんは「佐原の名主として多くのことを学んだからこそ、忠敬は隠居してから地図を作れた。若い時の忠敬にも興味を持ってもらいたい」と話した。

 20日には、JR佐原駅前に建立される忠敬の銅像の除幕式や、間宮林蔵とシーボルトの子孫を招いたシンポジウムなど、忠敬の没後200年を記念した式典が盛大に行われる。

 忠敬は現在の九十九里町で誕生。伊能家に婿入りし、当主として同市佐原で活躍した。隠居後に測量を開始し、「伊能図」などの呼び方で知られる「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を完成させた。

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