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6500万円の究極のセレブカー「ロールスロイス ファントム」は”未来の乗り心地”だった

5/18(金) 14:44配信

オートックワン

ロールスロイスの最上級モデル「ファントム」

2018年5月上旬、宮内庁が所有するロールスロイスが、部品入手が困難なために走行不能に陥ったという報道があった。

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このロールスロイスは1990年に宮内庁が購入したコーニッシュIIIだ。2ドアのコンバーチブルだから、当然オーナーが自ら運転するための高級車で、後席は補助席的な扱いになる。このような車種を、1993年に皇太子ご夫妻が成婚された時のパレードなどに使ったのだから驚いた。

1993年のパレードでは、ご夫妻を乗せたロールスロイス コーニッシュIIIが東宮仮御所に到着して後席から降車される際、助手席の背もたれがスムーズに倒れず、15秒間ほど手間取る場面まであった。

世間一般の常識として、王室などのパレードに使われるのはLサイズの4ドアセダンだ。ロールスロイスであれば、伝統的に最上級車種のファントムになる。仮にオープンボディにこだわるなら、ファントムに改造を施して、ソフトトップを装着するのが定石だ。この時には、前席はスチールルーフ、後席部分が開閉可能なソフトトップといったパターンもある。

ロールスロイスは20世紀の初頭に創業され、生産総数の70%以上が現存しているともいわれる。廃車にされる台数がきわめて少ない。そのために古い車両でもパーツの供給を受けやすく、コーニッシュIIIの走行不能には不可解な印象を受けた。

ただしそれ以前の話として、コーニッシュIIIを所有するなら、用途は前述のようにオーナードライブだ。パレードを含めて皇室の方が後席に座られる用途でロールスロイスを使うなら、現行型ならファントム、あるいは後席の足元空間をさらに広げたファントム エクステンディッド ホイールベースをベース車両に選ぶべきだ。

ボディサイズはトラック並み!?全長6mのファントムの後席に試乗

と、前置きが長くなってしまったが、王室だけでなく、セレブリティや成功者の証ともいえるロールスロイスの最上級モデル「ファントム」に、恐れ多くも乗る機会を得た。今回試乗したモデルは、ファントムの中でも最上級の中の最上級である「エクステンディッド ホイールベース」だ。

価格は6540万円(標準のホイールベースは5460万円)。首都圏に新築の一戸建てを購入できる価格となる。ボディサイズは全長が5990mm、全幅は2020mmと大柄だ。全高は1645mmだから、天井もミニバン並みに高い。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は3770mmに達する。

普通のファントムと比べても、全長とホイールベースがそれぞれ220mm上まわる。このサイズを馴染みのあるクルマに当てはめると、トヨタ トヨエース&ダイナカーゴ・ロングデッキなど、2~3トン積みのトラックと同等だ。

この突出した価格設定と大柄なボディでは、もはや自分で運転して試乗する気分になれない。そして何より後席が重要なクルマだから、運転は専属ドライバー氏にお任せして、オートックワン編集部のK女史と後席に同乗させていただいた。

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最終更新:5/18(金) 14:47
オートックワン

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