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6500万円の究極のセレブカー「ロールスロイス ファントム」は”未来の乗り心地”だった

5/18(金) 14:44配信

オートックワン

観音開きのドアには傘が格納されている!

渡辺:ドアは観音開きですね。後席側のドアは90度近くまで開き、天井も高いので、ゆったりと優雅に乗り込めます。私自身は毎日バタバタしてますけどね。

K:いつもバタバタされているのは存じておりますが、原稿の納期は守っていただきたく…。それはともかく、観音開きのドアは外側に大きく開くので手では閉めにくいですが、ボタンに軽く触れるだけで開閉できるというのがロールスロイスらしいですね。閉まる時も「バタン」という音を一切立てず、オートクロージャーでスッと閉まりました。これぞセレブのクルマだなぁと感心しました。

ロールスロイス ファントム
渡辺:ドアの内部には傘が収まっていますね。1986年に発売された日産 パルサーの3ドアでは、ドアの後ろ側に位置する後席側パネルの内部に、傘が収まる装備がありました。チーフエンジニアは「仕込み傘」と呼んでいましたが、専用の傘でないと使えず、あれは失敗だったと後から聞いたことがあります。これ、ロールスロイスとは全然関係ない話ですね。すんません。

K:渡辺さんの脱線には慣れているから大丈夫ですよ(笑)。ドアを開いた時に傘を取り出せて、しかもその傘がボディカラーと同じ色なのが小粋です。ドアが観音開きなので、傘を取り出す時に一旦外に出ないといけないから雨に濡れてしまうのでは?と思いましたが、考えてみればお付きの方が傘を差してくれるでしょうから、そんな些細なことを気にする必要はないんですよね、きっと。そこがまたショーファーカー(職業ドライバーが運転してオーナーは後席に座るためのクルマ)ならではですね。

天井には星が輝く!走るリビングルームにうっとり

渡辺:後席は豪華に造られた小部屋という感じです。見栄えだけでなく、車内各部の手触りが、すべて柔らかく統一されています。

K:車内に乗り込むと、猫のロシアンブルーのような上品なグレーのカーペットが出迎えてくれます。なんだか恐縮です。

渡辺:確かに床は厚手の絨毯(じゅうたん)というニュアンスです。外観は21インチタイヤを装着するなど往年のファントムに比べると多分にスポーティで、伝統を重んじるクルマとしてはいかがなものかと思いましたが、内装の世界観にはロールスロイスのDNAが受け継がれている感じもします。

K:車内に乗り込んですぐに触れるのがフッカフカの絨毯とは、さすがロールスロイスですね。お金持ちの豪邸のリビングルームみたいです。

渡辺:リビングルームといえばシートが主役ですが、着座姿勢としては、床と座面の間隔が意外に離れています。いわゆるアップライトに座るタイプだけど、スイッチを操作すると電動でリクライニングさせることも可能です。この状態では、比較的自然な姿勢で座れました。

K:シートは適度にホールドしてくれて座り心地が快適ですが、背が低い私では足がフロアにつきませんでした(涙)。でもオットマンが出てくるとのことなので、その点は問題はなさそうです。ですが、オットマンの出し方がわかりません。どこかにボタンがあると思うのですが、ヘタに触ってどうにかしてしまうのもイケナイので…。

渡辺:確かに比較的背の高い乗員を想定してシートを造っている印象を受けました。またいろいろな電動調節機能をシートの内部に収めて、なおかつ座面に十分な厚みを持たせると、必然的に着座位置が高くなるという事情もあるでしょうね。

K:渡辺さん、これ見てください!天井に星がキラキラ光ってるんです。夜になったら、もっと輝いてキレイになりそうですね。オーナーが生まれた時の星の位置などを個別にオーダーすることも可能だとか。天井ひとつ取ってもこだわりを感じます。

渡辺:隣に座っていたのが私ですんません。この天井は乙女チック(死語ですね)というか、ファンタジーというか、不思議な感じがしますね。富裕層には、いろいろな嗜好の方がおられるのでしょう。

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最終更新:5/18(金) 14:47
オートックワン

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