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地域に輪広げたい 災害時の障害児支援

5/18(金) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市で障害児に特化した独自の避難所開設を目指すNPO「ころん」(小川麻美理事長)は17日、同市高雄1丁目の市民総合センターで「災害時の障害児支援を考える会」の会合を開いた。行政や福祉事業所の職員、障害児の保護者ら約30人が参加。被災した時、障害児との関わり方や支援のノウハウなどを、当事者だけでなく地域の人にも知ってもらう取り組みを進める必要性などについて意見を交わした。

 同NPOは、災害時に障害児や家族が安心して避難できる場所をつくりたいと、昨年7月に「考える会」を発足。今年1月には同市下三栖にある障害児通所施設で水道、電気を止め、被災時に近い条件で「避難所体験」をした。

 会合では、避難所体験の参加者を対象にしたアンケートの結果を報告。良かった点として、大きな音や暗闇、人の多い場所が苦手な子どももいるが「暗い場所や知らない人の中でもパニックにならなかった」「音にすごく敏感なので心配したが、自家発電機の音が鳴っていても過ごせた」など、実際に体験することで気付いたという意見があった。改善する点では、災害時に職員が出勤できない場合も考え、参加者にも避難所運営に協力してもらう仕組みづくりの必要性などが挙げられた。

最終更新:5/18(金) 17:00
紀伊民報