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【特集】“オウム真理教”はいま 教団元最高幹部が語る

5/18(金) 14:49配信

MBSニュース

1990年前後、ちょうど平成が始まるころに多くの若者が入信し、やがて凶悪な事件を起こすことになったオウム真理教。教祖・松本智津夫死刑囚の裁判などが続きましたが、今年に入って裁判はすべて終結。松本死刑囚らへの死刑執行が現実味を帯びています。そんな中、現在も信者を増やし続けているオウム真理教のいまを取材しました。

“オウム”刑事裁判が終結

「死刑囚を乗せた車が大阪拘置所に入ります」

今年3月、死刑が確定しているオウム真理教の元幹部7人が全国5か所の拘置所に移送されました。刑の執行が本格的に検討されているとみられています。

麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚が設立したオウム真理教。空中浮遊やハルマゲドンなど過激な思想に若者が共鳴し、最盛期には信者は1万人を超えました。

一方で、教祖への絶対的な服従を強い、出家の際に多額の寄付をさせるなどの手法は多くのトラブルを引き起こします。

やがて、社会全体を敵視するようになったオウムは90年代に入るころから武装化路線を歩み始めます。教義として殺人をも肯定し、化学兵器の開発にも着手。歴史上類を見ない無差別テロを次々と実行しました。

そして今から23年前の1995年5月16日、松本死刑囚は逮捕されます。その後の裁判で松本死刑囚を含め13人の死刑が確定、今年1月にはすべての刑事裁判が終結しましたが、その闇は解き明かされないままです。

変わらぬ修行、増える信者

オウムは「アレフ」と名前を変え、いまも存続しています。公安調査庁によると、現在の信者の数は約1500人。全国26か所に拠点を置き、去年は100人以上が新たな信者として加わったといいます。

アレフの拠点の1つ、大阪市生野区にある大阪道場。週末の午後、信者とみられる人たちが集まります。

「修行の際に着る服なのでしょうか。全身真っ白の白衣のようなものを来た女性が中に入りました。自転車の後ろに子どもが乗っていますね。親子でしょうか、アレフの施設の中に入っていきました」(記者リポート)

この道場には10人前後の出家信者が住み込んでいるほか、約100人の在家信者が通っているとされます。

公安調査庁は、アレフは若い世代を中心に信者を勧誘しているとみています。

「地下鉄サリン事件は過去の事件で、あまり知らないという人が多い。仮に知っていても、勧誘の中で(サリン事件は)でっち上げであると説いて、それを信じ込ませる」(公安調査庁・調査第一部第二課 小谷淳治課長)

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最終更新:5/18(金) 15:29
MBSニュース