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NAFTA再交渉、早期妥結期待しぼむ-「程遠い」とUSTR代表

5/18(金) 12:08配信

Bloomberg

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は17日、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、相手国のカナダ、メキシコと「妥結するには程遠い」との認識を示した。カナダのトルドー首相は同日早くにNAFTA再交渉を楽観する見解を表明したが、ライトハイザー代表の発言を受け、早期妥結の期待はしぼんだ。

ライトハイザー代表は「知的財産権や農産物市場のアクセス、デミニミス水準、エネルギー、労働、原産地規則、地理的表示などを巡り大きな相違がある」と指摘。「交渉にはもちろん引き続き取り組み、米国の農家や酪農家、労働者、企業にとって可能な限り最善の合意を確保できるよう交渉相手と協力できるよう期待する」と表明した。

トルドー首相は同日ニューヨークで、意見の相違が残っていることに言及しながらも早期の合意成立について楽観的な見方を表明。「どんな取引でも大詰めの協議は極めて重要だということを承知しており、これについては前向きに受け止めている。だが、終わるまでは決着しない」と述べていた。また、ライアン下院議長は同日早く、米議会で年内に承認を得られるようNAFTA再交渉をまとめるまであと1、2週間残されている可能性があると語った。

ライトハイザー代表が意見の相違のある分野として特定した問題には、米国が求めているカナダの乳製品市場の開放やメキシコの農産物輸出に対する季節的な障壁の導入のほか、北米で組み立てて取引される自動車の部品の域内調達比率などが含まれる。

同代表の発言を受けてメキシコ・ペソとカナダ・ドルは下落した。

原題:U.S. Dashes Hopes for Quick Nafta Deal Amid ‘Gaping’ Differences(抜粋)

Eric Martin, Josh Wingrove, Jenny Leonard

最終更新:5/18(金) 12:08
Bloomberg

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