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インバウンド関連株の堅調は続く?--日中関係改善は追い風

5/18(金) 12:44配信

ZDNet Japan

今日のポイント

日本インバウンド指数は年初来高値を更新
所得の増加と人民元高で中国人の購買力は拡大中
インバウンド増加は国策:関連銘柄の優勢は続くとみられる

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

日本インバウンド指数は年初来高値を更新

 今週の株式市場では、米長期金利の上昇や米朝首脳会談を巡る不透明感が株価の上値を抑えたが、ドル円相場が110円を突破したことを好感し、日経平均株価は底堅い動きとなった(17日時点)。こうした中、インバウンド(訪日外国人客数)の増勢に伴う業績好調を反映し、日本インバウンド指数は年初来高値を更新する好調を見せている(図表1)。

 日本インバウンド指数(Japan Inbound Tourism Index)は、訪日外国人客数の増勢から恩恵を受ける可能性が高い73銘柄で構成されている株式指数で、昨年秋頃からTOPIX(市場平均)に対する優勢を鮮明にしてきた。観光庁が発表する訪日外国人客数に関する最新数値によると、4月の訪日外国人客数は前年同月比+12.5%の290万1000人で「単月」として過去最高を記録。過去1年累計(2017年5月から本年4月)は3009万人となり、「1年累計で3000万人」を初めて突破した。訪日外国人客による消費支出総額は2017年で約4兆4000億円(前年比+16.5%)、本年1~3月期で約1兆1000億円(前年同期比+17.2%)となった(観光庁)。

 インバウンドのモノ・コト(商品・サービス)への支出拡大は、大都市圏だけでなく地方の経済的寄与度を高めている。こうした流れを背景に業績を拡大させているインバウンド関連株は、株式相場における存在感を高めていくと考えられる。

図表1:インバウンド指数のTOPIXに対する優勢が鮮明に

最終更新:5/18(金) 12:44
ZDNet Japan