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レンコン DNAで品種識別 ブランド展開に期待 茨城大など

5/20(日) 17:21配信

日本農業新聞

 茨城大学などの研究グループは、レンコンの品種を高い精度で識別する方法を開発した。ハスのDNA配列を調べ、配列の違いを検出する「DNAマーカー」で品種を識別する。品種が区別できることで、産地や品種によるブランド展開、機能性成分の豊富な新品種の育成などが期待できる。

 レンコンは、ハスの根茎部で見た目での識別が難しい。栽培中に品種が混じるなど混乱が起きやすい。そこで研究グループは、品種判別試験を開始。6種類のDNAマーカーを使って、国内で栽培されている品種のほとんどが識別できることを確認した。45品種を調べたところ、同じ品種で、別名が付いていた場合も見分けることができた。茨城県や新潟県の品種群と、西日本の品種群が別グループであることも分かった。

 DNAマーカーによる識別は、設備があれば公的農業試験場などでできる。同大農学部の久保山勉教授は「レンコンは、栽培する水田で混ざりやすいため、品種を維持するには有効だ」と説明。品種を正しく増殖し、品質が保証された形で流通できれば、ブランドを守るのに役立つという。

 レンコンは、ポリフェノールなど機能性成分の研究が進んでいる品目の一つ。DNAマーカーを使えば、機能性成分の豊富な品種の探索や、育種も加速できるとみる。

日本農業新聞

最終更新:5/20(日) 17:21
日本農業新聞