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観光客がスーツケース放置 年100個超 那覇空港国際線

5/20(日) 9:55配信

沖縄タイムス

 那覇空港国際線ビルで、スーツケースの放置が増えている。那覇空港ビルディングによると、年間100個以上が廃棄物として処分され、月に数個が拾得物として、空港管轄の豊見城署に届けられる。同社は外国人観光客が、県内で新しいスーツケースを買って、不用になった古い物を捨てているとみている。処分には費用もかかるため、担当者は困惑顔だ。(社会部・豊島鉄博)

 放置されたスーツケースは週に平均2個、多い時は4~5個見つかるという。空港のごみ箱近くに置かれていることが多く、大半は空っぽ。同社は、ネームタグがなく、見た目が明らかに古いスーツケースは廃棄物として処分している。

 担当者は「置いていくのはアジア圏の観光客が多い」と話す。空港には放置を禁止する規則はないため、「『捨てないで』と強く言えない」と吐露する。「他空港の事例を集めて今後の対応を考えたい」と改善策を探る。

 放置が目立つようになったのは2014年2月に、新国際線ビル供用が開始されてから。担当者は、1日数便だった就航数が25便まで増えた影響が大きいと分析する。

 中身が入っていたり、見栄えが新しかったりする場合は、拾得物として一時的に空港カウンターで保管した後、豊見城署に引き渡され、落とし物として処理している。

 一方、本島南部の大型商業施設は、外国人客によるスーツケースの売り上げが好調だ。3月から4月の売上数は前年同期比で1割増。今年のゴールデンウイーク中も、施設内の3店舗で約250個が売れた。ある店員は「県内で買ったお土産が入らなくなり、大きい物に買い替える客がほとんど」と説明した。

最終更新:5/20(日) 11:10
沖縄タイムス