ここから本文です

外環道「千葉区間」開通でこう変わる! 首都高経由と比較し大幅時短、生活環境も向上

5/22(火) 17:51配信

乗りものニュース

東関東道と常磐道の行き来は43分から17分に

乗りものニュース

 外環道の「千葉区間」、三郷南IC~高谷JCT間が2018年6月2日(土)に開通。並行する一般道、国道298号の一部も同時開通します。これにより、クルマの流れはどう変わるのでしょうか。

【画像】首都高経由と外環道経由、所要時間の比較

 今回の開通により、外環道と京葉道路、東関東道および首都高湾岸線が結ばれます。外環道から放射状に延びる常磐道、東北道、関越道などと京葉道路、東関東道などの行き来は、これまで首都高経由が一般的でしたが、外環道を経由することで所要時間が短縮されます。

 NEXCO東日本の資料によると、高谷JCT~三郷JCT(常磐道)間は首都高C2中央環状線経由から外環道経由になることで、約26分短縮され、所要時間は43分から17分に。高谷JCT~川口JCT(東北道)間も同様に約26分短縮され、54分から28分になります。高谷JCT~大泉JCT(関越道)間も、首都高9号深川線および5号池袋線経由から約18分短縮、60分から42分になるそうです。

 加えて、京葉道路と接続する京葉JCTは、全8方向の行き来が可能な「フルJCT」として整備されます。京葉道路は首都高7号小松川線とつながっていますが、この小松川線はC2中央環状線とのあいだにJCTがなく(現在、小松川JCTを建設中)、小松川線の起点である両国JCT(東京都墨田区)から京葉道路の宮野木JCT(千葉市稲毛区)まで約30kmのあいだで、ほかの高速道路と連絡していませんでした。京葉JCTの整備で、たとえば常磐道方面から首都高を経由することなく京葉道路を利用でき、東関東道が混んでいれば京葉道路を通る、といったルート選択もしやすくなります。ただし、京葉JCTのうち外環道の高谷JCT方面と京葉道路の千葉方面を結ぶランプウェー2本は、これから建設されます。

国道298号が大きく変える松戸、市川の「南北軸」

 外環道に並行する一般道の国道298号も、周辺の交通事情を大きく変えることが期待されています。

 今回開通する国道298号は、千葉県松戸市、市川市の一般道としては初めての4車線道路です。国土交通省の資料によると、この地域では特に南北を結ぶ県道でしばしば渋滞が発生しており、これら道路では死亡事故率が千葉県内の国道・県道における平均の3倍以上に上る区間も多数あるそうです。

「周辺では歩道も整備されていないような細い道へ大型車が入りこんでくることもあるうえ、そこが小学生の通学路となっているケースもあります。南北に移動するクルマが外環道や国道298号に転移することで、生活環境の改善も期待されています」(NEXCO東日本 千葉工事事務所 工務課長 金子 博さん)

 たとえば松戸市役所と市川市役所のあいだの所要時間は、県道1号市川松戸線経由で約35分のところ、国道298号を経由することで約18分に短縮されるといいます。

 ちなみに、市川市内の国道298号沿いには、2018年4月に「道の駅 いちかわ」がオープンしました。国土交通省関東地方整備局や市川市によると、東京都心からいちばん近い「道の駅」だそうです。

乗りものニュース編集部