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『ribbon』に見る、音楽シーンを変えた女性シンガー、渡辺美里の巨大な才能

5/23(水) 18:02配信

OKMusic

渡辺美里が5月23日、『ribbon -30th Anniversary Edition-』をリリースした。今週はそのオリジナル盤を紹介する。西武ライオンズが40周年ということもあって、球場に所縁のある彼女が8月4日にメットライフドームで国家斉唱することや、その日1日限定で“MISATO TRAIN”(下記参照)が運行されることなども発表され、にわかに渡辺美里の周りが賑やかになってきた。

歴代5位、8年連続アルバム1位

この寄稿のために渡辺美里というアーティストのプロフィール、その詳細を目にして、少し背筋が伸びる思いがした。ガールポップの草分け的存在であることは十分に認識していたし、決して彼女の功績を軽んじていたつもりはないのだが、渡辺美里がその後の邦楽シーンに与えた影響の大きさは自分の想像以上であった。ファンの皆様は“そんなこと、お前に言われないでも分かってるわ、ゴラァ!!”と怒り心頭であろうから、素直に謝っておく。すみませんでした。恥の上塗りを承知で、以下、本稿前半では、その彼女の偉業をまとめてみたので、何卒お怒りをお沈めいただければと思う。

まず、多くの方がよく知る渡辺美里の偉業となると、8年連続アルバム1位獲得と、20年間連続での西武スタジアムライヴが挙げられる。前者は松田聖子、中森明菜らと並んで歴代5位タイであり、実に9作品が1位を獲得しているのだから、彼女が国内屈指のアルバムアーティストであることは間違いない。そうと言うとご存知ない方はアルバムしか売れていないといった印象を受けるかもしれないが、当たり前のようにシングルヒットも多い。シングルで1位を獲得したのは2作品のみとアルバムに比べて少ないので、彼女の記録を語る時はアルバムに話が及ぶことが多いのだろうが、2位となったシングルは何と8作品もあるのだ。これは十分な数字だと思う(余談だが──昔、某政治家が“2位じゃダメなんでしょうか?”って言っていたが、その意味では2位じゃダメなこともあるような気もする)。

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最終更新:5/23(水) 18:02
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