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日産 セレナe-POWERはバッテリーが切れたら坂道を登れなくなるのか試してみた

5/24(木) 10:31配信

オートックワン

セレナe-POWERは高速道路の長い登り坂を克服出来るのか!?

発売以来、好調に売れている日産 セレナe-POWERには、1つだけ懸念される条件があった。「高速道路の長い長い登り坂を克服出来るか?」という点だ。

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というのも、後述するが、セレナe-POWERに搭載されるのは、84馬力しかない1.2リッターエンジン。バッテリーによるアシストが無くなったなら、車重1760kgをこのエンジンだけで走らせなければならない。

セレナe-POWERの試乗会の時に「例えば関越道の渋川伊香保から赤城までの長くてキツい登り坂をキチンと走れますか?」と聞いたら、開発担当者も「東名道の大井松田~御殿場間は問題ありませんでしたが、関越道について試していないので解りません」。う~ん。

以下、改めてセレナe-POWERのパワーユニットに付いて紹介しておく。

セレナe-POWERがEV走行できる距離はわずか3km

駆動系の基本は電気自動車である。実際、走行用モーターも電気自動車のリーフと同じタイプを使っている。ただ電気自動車のような大きい走行用バッテリーを搭載していないため、電気自動車としての動力性能は最大で52馬力&航続距離3km程度。つまりエンジンを使わない状態だと52馬力で3kmしか走れない電気自動車ということ。

これだけでは圧倒的な性能不足のため、1.2リッターエンジンで発電機を駆動し、最大84馬力分の電力を供給する。つまりバッテリーだけだと52馬力。エンジンだけなら84馬力。合わせて使って136馬力といった具合。バッテリーをバッファとしている。例えば停車時はエンジン停止。そこから走り出す場合、バッテリーで52馬力を引き出す。

走り出すとバッテリーを消費するため、エンジン掛けて走行用の電力+バッテリー充電の電力を発電する。さらに減速時もエネルギー回生し、バッテリー充電。といった具合で、賢く細やかに効率良くエネルギーを使っているのだった。今回問題となったのは、52馬力を引き出すバッテリーを使い切った時の動力性能である。

長い登り坂に差し掛かった場合、最初エンジンの84馬力+バッテリーからの52馬力も加わり136馬力をフルに使える。けれど使えるバッテリーの容量はリーフなど電気自動車と比べ圧倒的に少ない。リーフだと36kWhくらい使えるが、セレナe-POWERって0.5kWhくらいしか使えないのだった。フルに52馬力使ったら、2~3分で売り切れ。こうなると84馬力のエンジンだけで頑張らなくちゃならない。

ということで文頭に戻る。バッテリーを使い切ったら、登り坂でノロノロ走行になっちゃうかもしれません。

長い長い前置きになった。机上でアレコレ考えるより走ってみればよい。関越道を北上し、走行用バッテリーを売り切れにした状態のまま赤城の登り坂に突入してみた!

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最終更新:5/24(木) 11:43
オートックワン

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