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井上尚弥、計量1時間遅刻ゲッソリ王者に激怒「ふざけている」

5/25(金) 6:06配信

スポーツ報知

◆プロボクシング ダブル世界戦▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ジェイミー・マクドネル―井上尚弥(25日、東京・大田区総合体育館)

【写真】前日計量を終えにらみ合う、王者マクドネルと井上尚弥

 WBA世界バンタム級2位・井上尚弥が、英国紳士の仮面をぶち破る。

 ダブル世界戦は25日、東京・大田区総合体育館でゴング。24日は都内で前日計量が行われ、体重を落とせずに1時間も遅刻した同級王者ジェイミー・マクドネルの悪びれない態度に怒り心頭。水抜きによる短期間の大幅減量でフラフラだった王者を含め4選手とも一発パスしたが、日本最速16戦目での3階級制覇を狙う井上の闘志に火が付いた。

 井上は別人に変貌した王者をにらみつけた。予定の午後1時から約1時間10分遅れで計量開始。ふらつきながらパスした王者はニヤリと笑い、井上は「ふざけている。謝りの言葉一つない」と怒りをぶちまけた。

 横浜市内に泊まる王者は、迎えに来た関係者との午前11時半の集合時間に現れず。午後0時半に「あと(減量が)300グラムだから10分待ってくれ」と連絡があったが、出発したのは1時20分だった。相手陣営の乗る車から電話を受けた大橋秀行会長(53)は「電話の向こうは大爆笑の声がした」と明かした。関係者によると、サウナに入らず体を動かして汗を排出。2時に都内の会場に到着すると、トイレに駆け込んで絞り切った。

 待たされた井上は、体重が落ちすぎないよう150ミリリットルの水を飲んで調整。堂々とリミットでクリアした。予備検診、調印式と3日連続で遅刻した英国人王者は200グラムアンダーで陣営は狂喜乱舞。井上は「1時間オーバーはないっすね。顔も別人。40歳くらい年をとった」とやせ細った相手を表現した。「陣営の態度にもイラッとくる。(怒りを)試合でぶつけたい」。日本の怪物が無礼な王者に制裁を下す。(浜田 洋平)

 ◆マクドネル「そういう民族」
 計量後は取材に応じられず、陣営は「来日して4回も取材(に対応)した。寝かせてくれ」と控室に立てこもった。脱水で低血圧となったが医師の診断は問題なし。前回の試合でも計量に遅れた“常習犯”だが、王者陣営の世界的プロモーター、エディ・ハーン氏は「そういう民族。大騒ぎすることはない」とし、勝者が他団体王者とトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」に出場すると明かした。

最終更新:5/26(土) 12:43
スポーツ報知