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【特集】“シークレット引っ越し”に密着 DV・ストーカーから逃れたい…

5/25(金) 13:09配信

MBSニュース

「シークレット引っ越し」、周りの人に知られることなく素早く荷物を運び出すという引っ越しサービスです。依頼主の事情は様々ですが、夫や同居人からのDV=ドメスティックバイオレンスやストーカー被害などで身の危険を感じ、一刻も早くその場から逃れたいという女性からの依頼が増えているといいます。依頼主の安全を守るため色々な工夫が施された「シークレット引っ越し」、その現場に密着しました。

14分で荷物搬出

「きのうの夕方6時とかそれくらいにお客様から問い合わせがありまして、自分の荷物を出したいという話だった。明日までに出したいという話だったので、今からお伺いさせていただく」

大阪市で引っ越し業「生活レスキュー隊」を営む、勇翔太さん。依頼があったのは前日の夕方、急きょ、出動です。

「お世話になります、生活レスキュー隊です」
「よろしくお願いします、急にすみません」

依頼主は30代の女性。挨拶もそこそこに作業開始です。

「荷物は?」(勇さん)
「ここの布団類とか、上にも布団があって」(女性)
「テレビも?」(勇さん)
「はい、お願いします。テレビと布団類だけで、ほかは全部置いていくので」(女性)

女性は、夫からの言葉の暴力、DVに悩まされてきました。3年間我慢しましたが、身の危険を感じるようになり家を出る決断をしました。

「『私と結婚したことは、人生の汚点だ』と言われたりしていたので、そんなに嫌いなんやったら別れたらいいやんって言っても、別れたくないって言われて。『お前を地獄へ落としてから別れたる』とか言われたんで」

そんなときにインターネットで知ったのが、「生活レスキュー隊」でした。

「ホームページを見たときに、DVとかの対応もしているし、急な引っ越しも大丈夫って書いてあったので、すぐに連絡させてもらった」

夫に出ていくことを知られたくないため、仕事で外出している隙に引っ越しします。運び出すのは寝具やテレビ、机など次の生活に必要なものだけ。いつ夫が戻るかもしれないため、作業は時間との戦いです。置いていく荷物の中には、結婚式のアルバムも…

「6年くらい付き合ってから、結婚した。結婚してこんなに変わるんかなって」
「本当にお世話になりました。ありがとうございます。助かりました」

作業を開始からわずか14分、荷物をすべて搬出しました。

「なるべく物音をたてない、静かに作業するというのと、スピード感ですね。速さですね、特にそこを意識しています。昔みたいに、“夜逃げ”って夜中のイメージを持たれてるが、今の時代は夜中にしないです、逆に昼間、日中にします」(生活レスキュー隊 勇翔太社長)
Q.なぜ?
「逆に夜の方が目立つんで。昼間に引っ越ししていても、気になりませんよね」

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最終更新:5/25(金) 13:14
MBSニュース