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採用減る「センターメーター」は何だったのか クルマづくりにもたらす意義とは

5/26(土) 11:11配信

乗りものニュース

視線移動の少なさのほか、デザインの自由度も

 センターメーターとは、クルマの速度計などの主要計器を、ダッシュボード中央部分に設置したもの。古くは1959(昭和34)年にイギリスで発売されたBMC「ミニ」などに見ることができますが、日本では1997(平成9)年に発売されたトヨタ「プリウス」(初代)に採用されたのをきっかけに、ほかの車種への採用が広がったといわれています。

【写真】歴代「プリウス」 センターメーターの変遷

 トヨタに限っていえば、初代「プリウス」の発売以後、2000年代にかけて「プラッツ」「イプサム」「イスト」「オーパ」「ラウム」「ヴィッツ」「bB」「エスティマ」など、実にさまざまなモデルに採用されていきましたが、近年では引き続き採用が続くモデルがある一方、モデルチェンジなどを機に従来のメーター配置(以下、運転席メーター)に戻されたケースも。2018年4月時点のトヨタ車で採用されているのは「ポルテ/スペイド」「エスティマ」「プリウス」「アクア」など一部の車種に限られ、一時期ほどの広がりは見られなくなっています。

 そもそも、センターメーター独自のメリットとは何でしょうか。トヨタによると、「プリウス」に採用されたセンターメーターは、運転席メーターより遠い位置に情報を表示させているのが特徴だといいます。

「遠方視点のセンターメーターは、上下左右の視線移動、前後方向の焦点移動が小さく、視認性に優れています。また、ステアリングホイールを通した視認性を考慮する必要がないため、メーターのデザインに自由度が増すこともメリットのひとつです」(トヨタ)

 トヨタによると、「プリウス」のセンターメーターは同車のアイデンティティのひとつで、「時代の先駆けとしてふさわしい独創的なコックピット」というコンセプトのもと、初代から4代目モデルまで一貫して採用。メーター自体も、エンジンとモーターの使用状況、走行データ、燃費履歴など多彩な情報を表示するデザインへと進化しています。

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